前作のつづき。
さきほど電車で読み終えたところです。
これも素晴らしい。
また次作にも手が伸びるでしょう。この体験がしたいがために。
感じたこと少しだけ。
物語は物理的には存在しない(しなかった)ことさえもリアルに表現する。
先日、観た落語の世界も同じだった。
すきやき、熱燗、どれも現実のものとして目の前にある感覚さえあった。
すごい技。
こうした技で創り出された文字や言葉から、それを読んだり聞いたりした人の脳内で作り上げられる世界がある。
イキイキとした世界。
手触り、匂い、温度、情景、感情、あらゆる感覚を高精細で再現してくれる。
そうした世界の中に登場する人物に強く惹きつけられる。
そして考える。
当時の世界は人はどんな感じだったんだろうって。
さらに知りたいと思う。
学生の頃、歴史=暗記科目という理解しなかった私は、当然、興味を持てず。。。嫌な教科の1つだった。
それでも高校の日本史の先生がたまにしてくれる室蘭艦砲射撃の話に聞き入ったのをよく覚えている。
対象によって異なるかもしれないけど、そういう世界を表現できることが人に何かを伝えるときには大切なんじゃないかなと感じた。
そんなことができるのかはわからないけど。