今、イオンの本屋で買った以下の本を通勤中に眺めています。
漫画なので見ているだけで楽しい本です。
その中に、エラトステネスさんが地球の大きさを調べた話が出てきます。
エラトステネスといえば情報科学系の学生さんにとっては素数のアルゴリズムで馴染みがありますよね。
本のページはここに示せないので、同じことを書いているページがありましたので、リンクを貼っておきます。詳しくはそちらをお読みください。
シエネという町にある井戸があるとき底まで太陽の光が入ることが知られていたそうです。つまり、その地点の真上?にあることを示しています。
これを聞いたエラトステネスさんが、同時刻に離れた町であるアレクサンドリアで影の長さから角度を測ると7.2度だったんだそうです。
シエネからアレクサンドリアまでの距離Lがわかれば、地球の円周はL×360÷7.2で求められることに気づいたそうで。同じ歩幅で歩く訓練をした人に歩かせて距離を測り円周を求めたんだそうです。
時刻や距離など誤差はあちこちにありますが、誤差は現在知られている値の10%未満だったと書かれていました。
小中学生が習う理科と数学の話が実はリンクしていて、それはそもそも、地球のサイズを知りたいという欲求から来ていた、というのはとても興味深い話だと思いました。
ぜひ、これはセットで学べるといいなぁ。。。と思ったりします。
僕もちょっと試しに、エラトステネスさんのようなことをやってみました。あくまで”感じ”ですけどね。
ちょっと調べると、北海道の宗谷岬からえりも岬まで約400Kmという情報がありました(北海道出身です😁)
で、宗谷岬とえりも岬の緯度をぐぐると以下であることがわかりました。
宗谷岬:北緯45度31分21秒
えりも岬:北緯41度55分28秒
ということで、角度は約(45.5度ー42度=)3.5度であることがわかりました。
3.5度≒3.6度と考えると360度は100倍になります。
つまり、3.6度で400Kmと考えると、地球の円周は40,000Kmってことになりますね。
以下によりますと、
”極周長が40,075 km、赤道周長が39,941 km” とありますので、概算でもかなりいい値が出ることがわかります。
緯度がわかっているし、距離もわかっているので。。。何の苦労もなく出せるわけですが。。。まぁ、いいですよね。現代人としては。
ちなみに、このような計算は中学入試に出ているようですね。まぁ、できますわね。でも、身近な測定が地球規模の計算に適用できるってなんかいいですねぇ〜。
本の話しに戻しますと。
地球のサイズがわかると。。。月のサイズや距離、太陽のサイズや距離がどんどんわかっていくという展開です。
重力はまだ出てきていませんが。面白いです。楽しみながら読みたいと思います。