memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

学内セミナー

縁あって福岡で独自のITサービスを展開するIT企業のエンジニアの方2名にご登壇いただきました。学科で1〜4年生に声掛けしたのですが。。。集まらず。。。まぁ予想通り過ぎて残念ですが。

学生は課題で精一杯でちょっと未来をみる余裕がないというのは昔もそうでしたし。。。しかたがないのかもしれません。

さて。

そのお二方から聞いた最近の開発のことを忘れないうちにメモしておきたいと思います。書けないような話しもしてくれましたが。。。当然書けませんね。そういうことが学内で聞ける機会ってそうないはずなんですけどね。。。うーん。

いくつかテーマはありましたが一番のテーマはAI活用でした。

ここまで進んでいるのか。。。という感じでした。私のイメージするソフトウェア開発の仕事といえば、設計してコーディングしてテストして。。。という感じです。ですので設計書を見比べながら、過去のレポジトリやググりながらコードを書いていく。。。という感じでした。

もう、今は、設計書は書かずプロンプトを与えてそれでコードを生成させる(というよりアプリを実体化する)そうです。それがモックになります。わざわざプロトタイピングツールとかドローツールとか使って絵を書く必要はなく、とりあえずプロンプトで要件を与えればそれっぽい画面やアプリを作り上げてくれます。「それっぽさ」というのはAIの独壇場ですよね。。。瞬時にコードを生成するわけですから。誤りがあっても直させればいいわけです。なので、業務ではプロンプトを与えて回答待ちする、それを並行して流していおく。。。その回答をひたすらまって修正して。。。を繰り返そうそうです。

ここ数ヶ月でここまで変わってきたと言っていました。ここまで変わればアプリを開発するというククリの作業になり、バックだのフロントだのという区別をすることに意味はなくなります。当たり前ですよね。。。

1つ質問したんです。

「お二方はそもそも自分で書こうと思えば書けるわけですよね?それでプロンプトを与えてバイブコーディングすることには意味があると思いますが、学生さんはそもそも書き方がわからないし知らないわけです。もう書ける必要すらないのでしょうか?」と。

もちろん回答は「いや、自分で書けないとダメです。AIも適当なコードを書いてくることがあります。コードの良し悪しを判断できる知識と技量がなければ無理です」とのことでした。

あと、これに関連して、AIを機能として組み込む場合も重要な機能については人間が確認する段階が必要になるということでした。コード生成も人が見て良し悪しを判断した上でリリースするでしょうし、AIが生成した何かしらの重要な候補をそのまま出してはまずいケース(例えば金額を決定するとか)では、人が確認する必要がある。。。その人がその内容を見て妥当かどうかを判断する。。。それが必要なんだなと思ったわけです。

そういう知識や経験を持った人は(今の)AIがどれだけ進化しても必要なのでしょう。。。と思います。そこがITエンジニアの生き残る道なんだろうなと思うのです。

このシステムがどうあるべきかをイメージする人(アイデア勝負という話)、そして、AIが出した答えを責任をもって判断する人、この2者は当面、必要なんでしょう。