来週の週中に福岡で開催される国際学会で発表予定です。たかだか15分の発表なのですがなかなかスライド作成が進まず。。。自分でも困ったなぁ。。。と思っていました。
とりあえず発表予定の論文をもとに日本語でスライドと発表原稿を作りました。とりあえず評価実験のところまできたのですが、あともう少しだな。。。と思っているところで、ふと「この作業ってAIにやらせればいいじゃん」と思ったのでやってみたというエントリーになります。何を今さら。。。と思われるかもしれませんが。
ChatGPTとGeminiは英語訳で本日分を使い切ってしまったので、ちょっと前に導入したGemini CLIコマンドで続きをやりました。これ便利ですので無料垢で使い続けている方はオススメします。
さて、スライドを作る話しに戻しますね。
例として、実際に発表予定のスライドを1つ使いますね。

まぁ、美しいとは決して言えないけど、自分がしゃべる分には要素が詰まっているのでまぁこれでいいな、くらいの認識でした。
まず、チャット開始時のプロンプトを書いてAIに状況設定を伝えます。適当です。
👨🦳 国際学会で発表予定(口頭発表)です。スライドとスクリプトを作成中です。手伝ってください。聴衆は多くがアジア圏(日本・中国・韓国)と思われます。アカデミックな発表としての形式の正しさは一般的には重要ですが、聴衆に英語ネイティブが少ないため、使う語はできるだけ平易で語数を抑えた簡潔な表現がよいと考えています。短く使い慣れた語の方が私自身しゃべりやすいですし多少発音が曖昧でも理解してもらえることが期待できます。つまり簡潔かつ平易な言い方を好みます。
で、次に自分が作成したスライドのスクショを取り、この画像をGeminiにアップロードして以下のプロンプトを添えてみました。@s.png はGemini CLIのコマンドでローカルファイルを参照しろ、というコマンドになります。WebUIであればチャット欄に画像をペッと貼る感じでいいと思います。
👨🦳 @s.png まずこのスライドを作りました。問題点があれば指摘してください。あとこのスライドの発表原稿案を作成してください。
で、回答が以下になります。
🤖 ✦ スライド、拝見しました。評価方法の全体像がまとまっていて良いスライドだと思います。 いただいたご要望(簡潔・平易)を踏まえ、いくつか改善点とスクリプト案を提案します。
スライドへの指摘・改善案
- "Lead time" という表現: "Lead time"は「手配リードタイム」など、プロセス全体の開始から終 了までを指すことが多いです。もし「各ゾーンでの滞在時間」を意図しているのであれば、"Time in each zone" や "Zone residence time" の方が誤解なく伝わります。
- "temp" という略語: 口頭では"temperature"と発音すると思いますが、スライド上も "temperature" と略さず書く方がフォーマルです。
- 情報の粒度: このスライドには「①評価する項目」と「②評価の共通条件」の2つの情報が含まれて います。このままでも問題ありませんが、もし発表時間に余裕があり、より丁寧に説明したい場 合は、これらを2枚のスライドに分けることも考えられます。
スクリプト案
ご希望に合わせ、非常にシンプルで短い単語を使った案を作成しました。言いやすい方や、文脈に 合う方を選んで使ってみてください。
スクリプト案 (A) - シンプル版
"Let's move on to the evaluation. We conducted two experiments. First, we checked the extraction temperature. Second, we evaluated gas consumption and productivity.
Here are the experimental conditions. The reheating furnace has three zones. The time in each zone was 40 minutes. The zone capacity is 30 billets. The initial billet temperature was 25 degrees Celsius. And the initial zone temperature was 900 degrees Celsius.
Now, let's see the result of Experiment 1."
スクリプト案 (B) - 少し補足を入れた版
"Now, I'll explain our evaluation method. We performed two main experiments. Experiment 1 focuses on the extraction temperature. Experiment 2 is about gas consumption and productivity.
Let me explain the common conditions for these experiments. As you can see, our furnace has three zones: Z1, Z2, and Z3. Billets stay in each zone for 40 minutes. The capacity of each zone is 30 billets. The initial temperature of the billets is 25 degrees. And the initial temperature of the zones is 900 degrees.
Based on these conditions, I will show you the results, starting with Experiment 1."
いかがでしょうか? このスクリプト案について、ご意見や修正したい点(もっと短くしたい、この単語は変えたいなど )があれば、遠慮なく教えてください。
うん、いいですね。読み上げているだけですが、ちゃんと画像からテキストを抽出してくれています。素晴らしいです。このスライドまでで結構時間を使っているのでさらっと流す感じにしたいと思い、再度、聞いてみました。
👨🦳このスライドまでで結構時間を使っているのでできるだけ省略していきたいです。スクリプト案 (A)がいいですが、以下のように書き換えてもいいでしょうか?
Let's move on to the evaluation.
We conducted two experiments.
First, we checked the extraction temperature.
Second, we evaluated gas consumption and productivity.
Here are the experimental conditions, as shown here.
🤖 はい、もちろんその修正で問題ありません。 むしろ、ご自身の言葉で言いやすいように調整するのは非常に良いことです。
修正案でまったく問題なく、意図も明確に伝わります。 最後の "as shown here" でスライドを指し示せば、詳細を読み上げなくても全ての条件を提示できます。時間を短縮するための素晴らしい工夫だと思います。
だそうです。
単なる翻訳ならこれまでの技術でもできたと思いますが、国際学会での発表ではどういうスライドを作成しどういう発表原稿になるかを理解している上での回答だと読み取れますので少し安心です。まぁいいだろうと思って聞いているので。
今回の例は簡単でしたが、日本語では直感的にスライド案が浮かんで理解の容易性も自分で判断ができますが、国際学会となるとやはりこの表現はよく使われるのかどうかが気になるシーンが多々あります。
AI前であれば、Googleで検索してその方法にたどり着き、その方法を書いているページ数やワードのヒット数から統計的に許容できるのかを何となく判断してきました。それをAIが一気にやってくれるわけです。ハルシネーションもあるのでしょうけど、そこは自己責任ですし、自分が聴衆としてその発表を見聞きしたときに理解できるか理解しやすいかが判断になるとは思っています。
なので英語も発表も経験ゼロの状態からこの方法が使えるか?はわかりませんが、バイブコーディングじゃないですがバイブ発表資料作成もありっちゃありなのかもしれません。
今回は元資料があるのでやっていませんが、そもそも論文があれば発表スライド案もAIに最初から作らせるという手があったのかも知れません。もちろん発表原稿も、です。
凄い時代です。