memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

視線計測装置探索メモ

もう脳波と視線は絶対に手を出さないと誓ったけど、やはりどうしても研究をしようとすると量的な測定はしたくなるものです。視線計測としてはTobii。。。でもこれが高い。外部研究費などなければまず無理です。大昔にあれこれやっていました。

最初がEyeXだったと思います。まさかのTobiiが1/100くらいの値段で装置を提供してくれるようになったということでした。たまたま学会で東京に行ったときにゲーム開発者会議があって立ち寄ったときにこの存在を知りました。

EyeXがなぜか動かなくなり路頭に迷った3日間 - memorandums

その後、ドイツ?のEyeTribeというのも出てきました。これも色々と試しましたっけ。

TheEyeTribe Trackerの視線データのtimestampについて調査したこと - memorandums

どちらもそれっぽく測定はできるけど頭部の移動には弱かったと思います(そもそも厳密にはどんなに補正機能があってもチンレストを使うのがデフォルトですが)。

そこに現れたのが4Cでした(ちなみに今は5らしいです)。頭部移動に対応したものでした。

Tobii Eye Tracker 4C 到着 - memorandums

ただ、これらのデバイスはゲームなどに使えてもそのデータを研究目的で使用してはならぬ、ということが公言されました。「あーあ」というか「ですよね」という感じでした。

もうあれこれやって少しは論文を書きましたが全然です。もう、時間の無駄なのでやめようと思いました。

それから10年ですかね。。。

改めて必要になり調べてみました。

Tobii Proっていうシリーズが研究データを取得できるやつらしいです。移動可能ややつはGlasses 3とか。固定するやつはPro Sparkとかです。見積もり依頼する前にネットでだいたい調べると200万円はするらしいです。何にも変わっていません。。。下げる意味もないですからね。。。200万円ってのはなかなか難しくて、研究予算を何かしらとってくれば買えなくはない値段ではありますが、うーん。。。という感じです。

他に選択肢はないのか?調べてみましたが対抗馬はもう駆逐されたんですかね。。。なんかあまりいいのがありませんでした。ハードで唯一見つけたのは(国産のナックは別として)以下でした。Pupil Labsさんです。なんか10年くらい前にも聞いた覚えがあります。調べるとこちらは価格が出てて50万円くらいで買えそうです。まだいけます。Neonというのも出たようですがこちらは100万円くらいになるようです。とりあえず対象をみているかどうかを知りたいだけならいらないです。

Pupil Core - Open source eye tracking platform

昔もありましたが、ソフトウェアだけでやるタイプもまだ健在のようです。ありがたいです。以下はSTEMで3400円くらいです。もう簡単ですね。フレームレートとか精度とかざっくりでよければこれでも十分と思います。

Beam Eye Tracker - Turn Your Webcam Into An Eye Tracker

あと、以下も、確かこちらも10年前にもあったような気がします。

Online Eye Tracking | Webcam eye-tracking software

大昔、EyeWriterに刺激されて視線測定の装置を自作しようとしたこともありましたっけ。。。

memorandums.hatenablog.com

なんかこの世界あまりプレイヤーが変わっていないのがなんとも進化が遅い感じですね。。。なんでだろう?ニーズがそもそもないからなんでしょうか?

とりあえずメモでした。

あ、ちなみにiPadはフロントカメラでアイトラッキングに対応しているって見つけました。タブレット使うアプリならこれでいいなと思いました。APIが対応しているかですが。。。

目の動きでiPadを制御する - Apple サポート (日本)