memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

会社の仕事のことを学生に聞いてどうするのさ。。。

たまたま見かけた以下のニュース。

就活生の約6割が「20代はワーク重視」…うち4割が“許容できる残業”「週1~5時間」 大学生など約2000人に「就職後の働き方」アンケート|FNNプライムオンライン

また、日本の働き方を象徴する残業について、「20代のうちに許容できる残業時間の上限」を尋ねると、「ワーク重視」と考える人でも4割の人が「週1時間から5時間」と回答。

うん、そうだよね、と思う。学生のうちに残業しようと思う気持ちがあるだけ素晴らしいと思う。

ただ、この時間にどんな意味があるのだろう?誰得なメッセージなのだろうか?

これを見て「そうか、新入社員を増やすには残業の平均値をこの程度にすべきか?」と会社の人に検討を促したいのだろうか?それとも就活生が意識を合わせる?ためのものだろうか?

若い人というか最近はワークライフバランスが重視されているから自分の時間も大事にしようという価値観が普及している。とてもいいこと。一生に一度しかないかも知れない家族のイベントに参加しないで仕事を優先する。。。というのも寂しいもの。

とはいえ、若い人が仕事に真剣じゃないか、というとそうではない人だってたくさんいると思う。仕事で社会貢献したい、人の役に立ちたいという人もたくさんいると思う。そういう人にとって残業時間はどういう意味を持つのだろうか?

(脱線開始)

昔話を出しても何の参考にもならないけど、会社で働くときに仕事が面白かったら別に残業が何時間でも構わなかった。やる気搾取系だよね。。。って今なら言うのかも知れない。でも楽しかった。玩具でも研究の単なるプロトタイプでもなくちゃんとした売り物を作る(新人の頃はそこまでの意識はなかったけど💦)ってことがとにかくオモシロかった。アマチュア(プロ意識がない)と言われればそれまでだけど若い頃はそれで良かった。別に家庭もなかったし。

(脱線終了)

大学生は(起業したり会社で実務をこなしている人は別として)就労経験といってもバイトがいいところ。バイトは自分の時間を売る仕事。時間がくれば帰る(帰れない場合もあるだろうけど)。それが当然。時給で働いているんだから。無給で時間延長して働く義理はない。

でも、会社員は違う。時間に対してではなく成果に対して報酬が得られる、と思う。違ったらごめんなさい。どれだけ時間をかけるかはその人の仕事の仕方によるところ。成果が最重要。

そういう状況はバイトではわからない(わかりにくい)。拘束時間に対して給料が支払われるのではなくどれだけ会社のサービスにとって意味がある成果を生み出したかによって給料が支払われる。

それは働けばわかること。経験がない(ことが当たり前の)学生にその残業の意義を聞いても、単に拘束時間が延びることに対する感想を聞いているだけに過ぎないと思う。サービス残業じゃないけどやりたくもないことにサービスして残業するって考えるだけで嫌な気持ちになる。嫌なことはできるだけ少ない方がいいに決まっている。その嫌なことをこれだけは我慢すると言っている若者の方がたいしたものだと思う。

医療ドラマじゃないけど、残業時間が気にならないくらい熱中できる仕事に就ければ(大変だろうけど)幸せなんだろうと思う。少なくとも自分は。時間を忘れるくらい熱中できる仕事。。。漫画だろうか?ドラマの世界だけだろうか?そんなことはないと僕は思いたい。

そういう仕事に出会えたかは、少なくとも就活中の学生にはわかるはずがないし、1・2年くらいでもわからないかも知れない。

ぜひ、自分が残業時間なんて忘れるくらいオモシロイと思う仕事について欲しいと思う。オモシロイと感じるには少し時間がかかる。スポーツや芸術と同じ。最初は難しいなと思うことも少しずつ慣れていってできるようになってオモシロイと感じてくるはず。

特に趣味らしい趣味がないからか。。。仕事が好きだからか。わからない。でも僕はそう思う。仕事を通して社会に関わって貢献とかできたら最高だと思う。人の役に立っている。。。そういう感覚が自分を駆動するので。

時間が来たので終了です。