memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

授業前雑談と称して日経コンピュータを紹介

以下、少し書いたのですが、その後の話です。

はてなぶろぐは特殊な世界、でもそれが普通の人の世界なんだと思う - memorandums

授業のことだけ話していると疲れるかなと思うのでたまに雑談します。

予備校講師みたいに「これから雑談します」と言って話します。

最近、見つけた技術系のオモシロネタだったり、展示物としてこんなもの作ったとかです。

その中でちょっと前に思いついてやり始めたことがありまして、それがタイトルです。

たぶん多くの大学でも同様に契約していると思う 日経BP記事検索サービス というサービスがありまして、日経系の電子雑誌を無料で読めます。

めっちゃ良くないですか?ただで読めるんですからね。。。日経ソフトウェアとかもタダで読めるんですよ。。。しかもオンデマンドで。。。こんなの自分が学生の頃にあったらなぁ。。。コンピュータ雑誌で育った世代なので夢のようなサービスと思います。

でもね。。。関心のある学生は少ない。いや、少ないというよりいない。

さらにビジネスに関心がある学生はもっと少ないと思います。

ITで飯食っていくけど、今は学生だから関係ない。。。僕も人のコト言えませんけどね。。。

担当授業の多くが3年生向けです。3年ともなると就活が目前です。やはり意識して欲しい。知って欲しいというのがあります。学生でも目につく会社はやはり人気です。特にあのSkyさんは超人気です。

でもね。世の中ってもっともっと会社があるんだよ。。。そして自分が面白いと思う会社もその中にきっとあるはずなんだよ。。。と思っていました。

前置きが長くなりましたが、そこで、日経コンピュータから気になった記事を紹介する「雑談」を授業冒頭の10分くらいでやるようにしました。前回からです。

前回は以下の記事でした。毎回、授業終わりに小テストをやっていてそこに感想を書く欄がありまして、面白かったという感想が1名だけありました。すぐ頭に乗るタイプなので「よかれ」と思って続けようとしているわけです。しばらく続けて、いらね、って言われたら来年は止めようと思います。授業評価あっての大学です。やさしいです。昔とは時代が違います。

NEXCO中日本管内で起きたETCの大規模障害、システム更新を引き金にデータが破損 | 日経クロステック(xTECH)

で、今日は以下にしました。学生はJavaは知りませんが(C#はやっている)、マイグレーションやら上流のAsIsモデルの整理・構築とか僕も何となくやっていたので目に浮かびます。COBOLからJavaへの変換や上流側の仕事の事例としても説明できたんじゃないかなと思った次第です。顔を上げて聞いている子は数名でしたけどね💦 イーロン・マスクも同じことを挑戦しているとか時事ネタもいれつつ。学生はどう感じたでしょう?知りたいところですが。

基幹システムを脱メインフレーム 全業務フローの書き出しが決め手 | 日経クロステック(xTECH)

ということで試行錯誤を続けていきたいと思います。

覚えるのではなく知ること、知りそこから関心をもつこと、関心をもったら色々調べたり関わったりやってみること、を実現してくれたら、変な資格とることに躍起になるよりずっと社会人は評価すると思うんだよなぁ。。。ゴールが見えないことより資格に頼りたい気持ちはもちろんわかりますが、努力の方向はそこじゃない(試験期間中だけ勉強するとか)。。。と僕は思っています。

もう覚えることに意味なんかないじゃないですか。頭の回転だって良いといってもコンピュータやAIには勝てません。それよりいかに強く関心をもって関わるか、だと思うんです。そこは会社の方にも評価されると思うんです。そういう子こそ入社して欲しいと思うんじゃないでしょうか?何かを起こすのはAIじゃないでしょう?人間です。人間がいかに未来のあるべき姿をイメージできるか、です。その根源は「関心」なんです。

じゃ、それってどうやって形で表すのか?それはやはり「知ること」なんだと思うんです。調べたりあれこれ関わっているうちに会社の人と対等にその話題について話せるようになります。価値観が学生から社会人に変わるところです。それをどうやって伝えたらいいものやら。。。と考え続けて20年が過ぎました💦