4月から就職担当になりました。以前、経験したことはあったのですが、4,5年ぶりで状況も色々変わっているように感じています。就職もかなり早期化していて4年生も今ごろには4,5割は内定を得て確定しているような状況になりつつあるようです。
さて。本題。
先月末、ある会社の社長さんと採用担当の方が来学されました。社長のパワフルかつユニークな語りで大変勉強になる時間でした。
福岡隣県に会社を構える60名くらいのIT企業です。ただ、下請けではなく県や市と直接やりとりしてシステムを開発されているとのことでした。
この会社に行ったこともありませんし、製品を実際に使ったこともありませんが、社長の語りとパンフを見る限りは、何となく雰囲気が自分の前職に似ているなぁと思いました。
日本を代表するような企業で国を動かすような仕事もあれば、地域の具体的な課題に知恵を出して解決するような仕事もあります。
どこでどういう風に働くかはその人次第ですし、何を目的に働くのか、何にやりがいを感じるのかも人それぞれです。
特に思うのは、学生といえば就労体験がありませんので、どうその会社の面白さを伝えればよいのかわかりません。
とりあえず、来学された企業さんのうち、僕も面白いなと思った会社さんは、授業の冒頭とかで簡単に紹介して興味があったら説明会とか行ってみてね、というようにしています。これが何かのキッカケになればいいなと思っているけど、でも、自分がいうことでもしかするとマイナスイメージを伝えている可能性もあるかも。。。と思うときもあり、これも迷うところでもあります。正直なところ。
でも、人が行動を起こすときって何かキッカケがあるはずなんですよね。そのときにはピンとこなくても頭の片隅に残っていて、別の機会で何か情報に触れたときに思い起こされるとか、です。興味ない情報はすぐに忘れ去られるでしょうから、とくかく、自分がよいと思ったものは伝えていくべきかな、と思ったはいます。
インターネットの時代ですから、情報と価格があれば十分でしょうとも思うのですが、結局、YouTubeとか比較サイトとかレビュー記事とか気になる人が使っていたという情報を見聞きしたりとか、そういうことに人って影響を受けますよね。
影響を受けるという意味では、対面のようなより濃い情報伝達手段の方が強く印象に残ります。
正直、企業さんの面談は面倒なときが多いんです。。。授業準備とか研究とかもありますから。でも、こうやっていいお話を聞けると「よかったなぁ」「面白いなぁ」という感覚が残って、学生にPRしたり、こうやって記憶に残しておきたいという行動にも反映されるんだな、と改めて思ったわけです。
自分がそういう行動ができているのだろうか?と思うと。。。まぁ、なかなか難しいですね。はい。