memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

スマート農業について調べはじめたこと

背景

少し前にも書いたのですが通勤時の隙間時間にマンガアプリで会長島耕作を読んでます。

本シリーズでは農業分野に参入するため世界中を奔走するシーンが出てきます。それを見て面白いなぁと。マンガだけではなく新書?も出ていたようで、ちょうどAmazon Unlimitedの対象だったのでこれも合わせて読んでいます。

いずれも発刊日が2014年付近ですので、10年くらい前の話しになります。もう農業分野ではあって当然な時代になっているのだと想像します。

でも、色々やってきて思うんです。早くやっても遅くやっても関わった時間に比例して何か得るものがあるということ。そりゃビジネスやるなら早いに越したことはないと思うのですが、関わった人なりの考えや発想がありますから、色々な色が出せるはずなんです。

世の中には何かを始めるため情報がたくさん転がっています。でも見ることはあっても実際に自分でやってみる人は少ないでしょう。そして自分がやりたいと思うのが自分で面白いなと思うものです。飽きっぽいのですぐに止めるかもしれませんが、それはそれでいい。

大学教員生活も終わりが少し見えてきてきました。30代、40代、終わりがあると想像もしていませんでしたが、父の死を体験して終わりって本当にあるんだな。。。と実感しました。せっかくの時間もっと先のこと(自分のためであることは間違いないですが、もしそれが世の中のためになるならまたいい)を見据えて何かできたらいいなとぼやっと考えていたところです。

また、GWに県内(朝倉)の温泉温泉ホテルに家族で宿泊したときに出てきたサラダが妙に美味かったんですね。。。いつも食べている野菜は一体なんなんだろう。。。と。美味しいものを作る。これもモノづくりの1つですし何より大事なモノづくりと思います。そんな感覚があったんでしょう。

一昨年前からプランタでミニトマトを育てています。2株だけですが。。。若い頃、というかちょっと前まで全く関心なかったんですが。。。娘がトマト好きで朝採りトマトを食べてくれるのが嬉しくてやっている感じです。この体験も関係しているのかもしれません。

LEDとか水耕栽培野菜工場を運営しているというニュースや特集をテレビで見ることもありました。無農薬で育てられる、というキーワードはとても心に残っています。ドローンやIoTやセンシングや機械学習、さらにはVRで農業体験、ITと農業には様々な関わりがありますね。。。まさに灯台下暗しです。まぁ、要は農(農業と呼ぶのはあまりに失礼かと思うくらいライトな気分なので農といいたいと思います)がマイブームというところかと思います。

とりあえずこれまで読んだ本について

まだ、調べ始めて一週間くらいですので。。。何ですが。情報源は書籍がいいかと。Kindle Unlimitedでサクッと読めるやつを探し読みつつ、大学図書館で「スマート農業」あたりで検索してヒットした書籍を片っ端から借りるをやってきました。うちの大学には農学部があるのでそちらの図書館の蔵書を転送してもらって5冊くらい借りました。

まず、これ読みました。

本当は以下を読みたかったのですが、Unlimitedの対象外だったので図書館から借りて到着する前に読んでた感じです。

実は両方ともあまりよく覚えていないのですが。。。農業改革が必要となっている現状(この辺は島耕作に書かれていたので概略は既知でした)、世の中の動向、地域や企業での取り組みの紹介が主だったものでした。ただ、2018年くらいの取り組みについては最近はもう更新されていないものも見かけました。ただ、僕が欲しい情報ではなかったです。。。農業をしたいわけではないので政策とか規制とか農家がどうのというのはあまり興味がないですしそう簡単に関われるものではないですから。。。とりあえず大枠の知識を得たというところでしょうか。

次に読んだのがこの本でした。こちらはこの手の転職?を考えている方にはかなり役立つ本だと思います。もし、僕が本当にドローンを使って生活していきたいと考えていたらこれを読みながら実践できると思います。何から始めればいいか?ドローンの選定や農薬の購入、仕事を獲得する方法の紹介、仕事を進めていくための注意点などなど。

あと、以下の本を読み進める予定です。特に最後の本はかなりITに近いのですぐに実践できる内容ではないかと。。。読んだらここに感想を追記していきたいと思います。

  • やはりこちらも国の動向にあわせた個人農家によるスマート化導入の話しが中心ですね。
  • WebGISよさげ(農研機構)
  • UAVによるリモートセンシング;地形、土壌肥沃土、作物窒素ストレス、土壌水分量、小麦や水稲の倒伏状態、タンパク含量マップ、収量マップをセンシング&可視化
  • オートステアリングシステム;レベル1(GNSS)、レベル2目視監視自動走行、レベル3遠隔運転
  • 水管理の遠隔・自動制御システム→水管理労力の7〜9割を削減!
  • 農業データ連携基盤(WAGRI);これも使える?
  • 2020年10月の本なので比較的新しい。ITでどういうことができるか(いま試行されているか?)が知ることができる。買ってもいいな。

  • 2022年の本、上記よりさらに新しい。
  • 本のタイトルの通り、施設園芸(定義は調べてないが要はハウスを指していると思われる)を対象としている。
  • さらに上記は全体の流れとトピックスの紹介がメインだが、こちらは具体的な管理・制御例とかも載っていてより詳しい仕組みを知るにはいい。
  • 建屋内で育てることを考えているのでこちらの本の方が参考になりそう。

  • 既に開発して販売されている製品やサービスの紹介。
  • 環境モニタリングシステム
  • 生産管理・記録システム
  • 農業機械・農業ロボット・ドローン・VR
  • 農業AI
  • 実際に農家がスマート化を検討するときに役立つ本という感じ。製品開発事例としては、既にどういうものの開発が進んでいるか知るのにいい。改めてこうして概観してみると農業は工業とほぼ同様なんだなということ。製品の製造のための制御・管理、その製造施設やリソースの管理、人の作業計画や実績管理。どれもこれも工場ではやっていること。

  • やはりこれはいい。類書が他に2,3冊くらいあるようだ。まとめて買っておこう。農業をそもそもしたことがないし、どういう問題があるか?どういうシステムが開発可能なのかわからない。そこでこの本では具体的にシステムを作りながら使いながら色々試行錯誤することができる。ラズパイという汎用品をつかって。まずはやってみる、だな。

まとめ

これまで何冊か読んできましたが、農とITの関わりについて全体を知れるのはいいのですが、そもそも農についてある程度経験があることを前提にしている(既存の農家がスマート要素を取り入れるための参考本では?)ようで、そもそもITを活用して植物を育てていく基本が自分自身わかってないことに気づいています。さらに何かIT×農でやりたい形?を考えた上で情報収集していかないとあまり得るものがない感じです。

何となくイメージにあるのは農地を借りるまでのことはまず考えていませんので、あくまで室内で工場のように制御・管理する方法に関心があります。となると水耕栽培になるのでしょうか。水と養分と温度などITで管理する。この辺は工場制御の経験があるので何となく想像できます。あとLEDでの照明。こうしたミニミニ工場(研究室1室くらいで)からまずスタートしてみたいところです。そこから何ができるのか?何を育てるのか?その辺を調べながら考えていきたいと思います。全くのド・素人の考えですが。。。関心を持てばやれないことはない。。。と考えていますので。

以上、行きの通勤電車で書きました。

とりとめのない話しになりましたが、今、頭にあることをメモしておきたく。

週はじめ、頑張ろ!