memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

AWS Cloud9のインスタンスの自動停止機能?を確認した件

背景

AWS Cloud9でプログラミングの授業を進めています.

調査のため,とあるシェルスクリプトを学生さんに実行してもらおうかと思いつきまして.

ただ,リソースを使用すると学生さんのクレジットが減ってしまうので...スクリプトが動きっぱなしになったら...と思い調べてみました.

AWS Cloud9のFAQページには以下のように書かれています.

よくある質問 - AWS Cloud9 | AWS

AWS Cloud9 EC2 環境 – Cloud9 が接続する新しい Amazon EC2 インスタンスを起動できます。既定では、これらのインスタンスIDE を終了して 30 分後に停止し、IDE を開いたときに自動的に起動します。

このIDEが具体的に何を指しているかが微妙です...タブを閉じれば終了したことになるのか?ブラウザを閉じないといけないのか?ブラウザを閉じたただけで終了とみなされるのか?いろいろ不安が残ります.

とはいえ,Cloud9を使い始めるときには,停止したインスタンスを再起動する画面になりますので,大きな心配はしていなかったのですが...ただ,たまに学生さんから「私のクレジットが残り少ないという警告がでました」という相談があったり...不思議です.

知りたかったこと

Cloud9のターミナル上でスクリプトを実行したあと,IDEを終了したら,スクリプトはどうなるのか?

方法

ターミナルを開いて,以下のスクリプトを実行しました.フォアグラウンドとバックグラウンドで実行しました.

while true; do date; sleep 60; done > file

結果

今朝,出掛けにしかけてきて,今,ファイルを確認したところ,フォアグラウンドとバックグラウンドの両方とも,起動後30分後にプロセスが停止していました.上記のスクリプトが1分ごとに時刻を表示するので,その時刻情報から読み取った結果です.

さらに,2つともプロセスが無くなっていました.なるほど...という感じです.ターミナルから起動したプロセスは休止状態になったときに保存対象とならないようです.これはこれで安全だな...と思いました.

学生さんに渡したスクリプトを1回実行してもらいプログラミング演習してもらい,演習が終わったらIDEを閉じるはずなので,閉じた30分後にインスタンスが停止し,学生さんが実行したスクリプトが停止する...わけです.とりあえず1セッション?分はデータがとれそうです.