Audibleで以下の本を聞きました。

- 作者: 齋藤兼司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2014/03/22
- メディア: Kindle版
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著者は、英会話の先生をされていて、ご自身のお子様も日本にいながらにしてバイリンガルに育てた実績をお持ちの方です。
いや、この方の提案する方法。素晴らしいと思います。愚直だけどたぶんこの方法を真面目に取り組めばできるようになるでしょう。もう少し早く知りたかった。。。
以下、読書(というかAudibleだから音声)メモです。
まえおき
- 英語の頭を作る = 音を聞いて → イメージが浮かび → 理解できる
- 赤ちゃんは最初の言葉を発するまで2000時間かかり、文章を理解できるようになるまで9000時間のリスニングしている。
- イメージ記憶は右脳でする。右脳の方が左脳より記憶が長期化する。
- 日本語に訳さないために和英辞書を使わない。その代わりに英英辞書を使う。
- 英語習得には1000から1500時間くらいかかる。1日あたり3〜5時間くらい勉強すると1年間かかる。そのためには習慣化が必要。
- 4技能(聞く・話す・読む・書く)つの学習をバランスよく身につける必要がある。
トレーニング(リスニング;レベル1)
- 単語をイメージ化する。子供向け英英辞書。1ヶ月ほどかけて辞書1冊やる。

Longman Children's Picture Dictionary with CDs: With Songs and Chants
- 作者: Pearson Longman
- 出版社/メーカー: Pearson Japan
- 発売日: 2002/12/16
- メディア: ペーパーバック
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- 次の3ステップを1ページずつやる。確実にできるようにしてからスピードをあげる。
- ステップ1(音→イメージ) 音声CDを聞いて、日本語やスペルではなく、イメージを浮かべるようにする。どうしても文字やスペルが浮かぶ場合は、辞書の絵をみて反復する。具体的なイメージを浮かべるようにする。スピードは気にしない。毎日やることが重要。
- ステップ2(イメージ→音) イメージをみながら発音する。瞬間的に音がでるようする。
- ステップ3(スペル→イメージ) スペルをみながら(日本語訳ではなく)イメージを浮かべるようにする。できるだけ速く。リーディング練習の準備になる。0.1秒くらいでイメージが浮かんで来ればOK。
- トレーニングを日常生活に組み込む。desk, chair, get upなどみたときは動作したときに言ってみる。目にしたものを英語でいう。行為を英語でいう。
トレーニング(リスニング;レベル2)
- 単語ができたら以下の書籍(CDがない。自分で作る必要がある。)で文レベルに移行する(単語練習が終わってからやらないとダメ)。毎日20ー30分くらい使ってやる。1ヶ月くらいで辞書全体が終わる。

Just Look 'n Learn English Picture Dictionary (Just Look ©n Learn Picture Dictionary Series)
- 作者: Daniel Hochstatter
- 出版社/メーカー: McGraw-Hill
- 発売日: 2003/01/31
- メディア: ハードカバー
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- ステップ1(音→イメージ) 文章の音声を聞きながら、単語ずつイメージを重ねて、1マイの絵を完成させる。わからなければ飛ばす。
- ステップ2(イメージ→音) 辞書の例文を隠しイラストを見ながら文章を発音する。解答して例文をみて間違ったら覚え直す。完全に言えるようになるまで5から10回声に出す。正しい英語の語順を覚えることができる。
- ステップ3(文字→イメージ) 英文のイラストを隠しながら文字を読んでイメージを浮かべる。慣れたらスピードをあげる。ジェスチャーをしながらいうと効果的。
- ステップ4 ステップ1から3までに使った例文を、右脳を使ってイメージを使って1ページずつ暗記する。覚えられたと思ったら辞書をとじてイメージを浮かべながら例文を言ってみる。間違えたら覚え直す。
トレーニング(リスニング;レベル3)
- 英語の耳がない人にとって英語は雑音と同じ。リスニング力とは以下の3つの異なる技能を個別に鍛えないとダメ。簡単な英語も字幕がないと聞き取れない→雑音として処理されている。
- 英語の音を拾う能力
- 拾った英語として認識する能力
- 認識した英語をイメージとして理解する能力
- 学習法
- リスニングの絶対量が足りない。ナチュラルスピードの日本語が入っていない英語教材(興味のあるもの)を1000ー1500時間を聞く必要がある(赤ちゃんは9000時間)。毎日1時間だと3年間かかる。どんな英語を聞いても理解できるようになる。同じものを繰り返し聞く(ラジオ番組などは繰り返せないのでダメ)。聞き流しもダメ。
- 聞こえた音をつぶやく(聞き流ししないため)。
- 音を拾う練習をしているときにはスクリプトを確認しない。スクリプトに頼らない。耳を甘やかさない。答え合わせをするまで。5回10回と聞いているうちにわかってくる。10回聞いてわからなかったときに答え合わする、などと決めておく。聞き取れなかったところは空欄にしておいて、そこを周りの語から推測する。この能力を身につけるのが重要。
- 音を文字に起こす。拾った音を一字一句書き出し、英語として認識する能力を高める。ディクテーションだよ。ディクレーションは1文ずつ。数語ずつではない。1文ずつ確認していく。カタカナ表記はだめよ。15分くらいやったら答え合わせする。集中力が必要なので嫌にならないように。
- 5から7割程度が聞き取れるような教材を使おう。
- 書き取り15分、答え合わせ5分、聞き直し10分、くらいがいい。
- 正答率を出していく。正解率を学習記録として残してモチベーションアップにつなげる。
- 週3回くらいやる。どの音声教材でも95%くらい書き取れたときに終了する。
- 最終段階:コンプリヘンシブリスニング、ゆっくりの音声を聞いて内容をイメージ理解すること。30分は早い英語を聞き、30分はゆっくりの英語を聞く。この練習は終わりはない。
- コンプリヘンシブリスニングの仕上げとして、サマリーする。
トレーニング(リーディング)
- 大人は文字が読めるので効率的に学習ができる。聞くように読む。発音はネイティブに近づける必要はなくイメージできればいい。発音の修正はあとでやる。読みながらイメージを完成させていく。
- ルール1 日本語に訳さない。キーワードをしっかり拾いイメージを理解する。
- ルール2 戻り読みをしない。リスニングでは相手は待ってくれない。
- ルール3 読みながら辞書をひかない。わからない単語があったら推測する。どうしても知りたいときにはメモを残しておく。
- ルール4 内容を推測しながら読む。文章内容の30%も理解できれば70%は推測できる。次にくる単語を予測すること。推測力をつけるには多読、速読。
- ルール5 声に出して読まない。内容を理解することに集中する。
- ルール6 できるだけ早く読む。意識的に早く読むようにする。リスニングで理解できる能力も上がる。
- ルール7 英語音声を聞いているような感覚で英語を読む。70%程度の理解度を保ちつつ読む。6-7割の教材を選び7-8割理解できるようになったらレベルを上げる。
- 英語で何かを学んでみる。楽しみながら英語を学ぶと伸びる。
トレーニング(スピーキング)
- 日本語のイメージを浮かべてから英語に直すとジャパングリッシュになる。これでは通じない。単語を覚え文法的に正しい英語を言っても通じない。
- 正しい順番:単語・表現を覚える→1語で言う→2・3語を組み合わせて話す→文を使って相手とコミュニケーションする→話す言葉が洗練されてくる
- Make Up Story(MUS)をする。既に覚えた単語から文章を作り話す練習をする。
- ステップ1 ノートを作り、子供の英英辞書をもとに、数行程度から作る。主人公、場所、状況くらい。
- ステップ2 イメージを浮かべMUSし言い終わってから、その文章をノートに記録する。作文ではない。話す練習。
- ステップ3 おかしな英語を正しい英語にする。
- ステップ4 ストーリーを思い出しながら目の前に人がいると思って声に出して練習する
- ステップ5 毎日1つMUSを作る。100ストーリー作ったら終了。
- 独り言をいう。子供の独り言。セルフトーキング。なんでもいいから英語でつぶやく。毎日これを繰り返してるとすぐに英語が出て来るようになる。周りに日本人しかいない環境でも脳内留学できる。1000時間の練習が必要。一日3時間として1年間。終わるころには自分が伝えたいことをすべて英語で表現できるようになっている。
- セルフトーキングを成功させる7つのポイント
- 細切れの時間を見つける
- 時間を測りながらやる、長くしていく。
- 連続1時間できるようになるまで続ける。
- 日本語に戻っても慌てない。
- やさしい英語で説明しよう。言い換えの練習。
- セルフトーキングのネタを用意する(見たものをそのまま、作り話を、自分の行動を動作表現の英語でいう、過去の出来事を伝える、未来のことを友人に伝える、会話形式で話す、ニュースを英語で説明する、自分の意見やその理由をいう、自分の価値観や感情を英語で説明する、エッセイトピック集などを利用する)
- 月に1回はオール英語で~を作る。
トレーニング(ライティング)
- 英語ジャーナル。デイリージャーナル。ライティング練習帳と考える。
- トピック1 1日の出来事を書く
- トピック2 一日の思考の変化を書く 意見をかく
- トピック3 一日の感情の変化を書く 感情をかく
- トピック4 一日の会話を思い出しながら書く
- トピック5 ニュース、テレビ、雑誌の記事などの感想を書く