春くらいから、プロジェクションマッピングを使って何か1つ作りたいと思って試行錯誤してきました。もう3ヶ月目に入ろうとしています。
単なる立体への映像投影だけでなく、プロジェクションマッピングを使うからこその面白さを活かしたインタラクティブな何かが作れないか?とですね。
試行錯誤はいずれ何かの形で(模擬講義のネタとか)まとめようと思いますが、とりあえず結論としては、以下のような「勉強を楽しくするかもしれないデスクライト」をここ数週間作ってきました。本当はデモビデオをいつものようにYouTubeにアップしたいところですが楽曲や動画などの権限が問題になりそうなのでここでは静止画だけになります。
博多ハンズで板買ってきてアルミのアングルに穴をあけて。。。などなど。原理はいたって簡単なのですが、あるようであまりみたことがない、少なくとも高校生は、と思い作り始めたわけです。で、その詳細の報告は今月末の鹿児島での高校生向け展示会のあととしまして。
昨日、福岡に台風がきて大学は終日休講になったんですね。出勤しても帰れなく可能性もあったので自宅近くの図書館に行きました。
何か資料作りでもしようかと思ったのですが、ふと雑誌コーナーで日経エレクトロニクス(懐かしい。。。)が目に留まりパラパラと。なんとAR特集をやっていたんですね。。。
VRは普段体験できない映像体験ができますが、一方で、一人しかその世界をみることができず(たくさんHMDを用意して同じ映像を見れば別ですが)、共感したりシェアすることが難しい、要はみんなで遊ぶには楽しくないデバイスだな。。。と思ってきました。以前、導入したOculusはもちろん、最近、導入したHOLOLENSも同様です。できなくはないけど工夫が必要ということろです。
プロジェクションマッピングはみんなでみることが基本です。感動や体験を共有し助け合うことも自然にできます。そんな問題点を雑誌の記事でも指摘していました。ああ、僕の考えていることは全く的外れでもないんだな。。。と再認識した次第です。
ちょっと脱線しますが、数日前に、ジュンク堂で買ってきた以下の2冊を読んでいるところですが、以前から存在は知っていましたがあまり興味がなかったのです。。。もっと早く読めばよかったと後悔しています。
- 作者: 伊藤穰一,狩野綾子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2013/12/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
物を作って生きるには ―23人のMaker Proが語る仕事と生活 (Make:Japan Books)
- 作者: John Baichtal,野中モモ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2015/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (12件) を見る
最新の様々な技術が提案されていますが、それらをいくら習得してもそうした技術力とオモシロイものを作れるかは別です。
人が作ったオモシロイものを真似するのも楽しくなくはないのですが、自分が作ったものが自分自身がオモシロイと思って、さらにそれに触れた人がオモシロイと思ってくれることはとんでもない刺激です。そうした感触を味わいたいからこそ時間とお金を費やしてモノづくりをするわけで。自分が作りたいと思えるようなモノをどう発想すればいいのか。。。最近の切実な悩みでもありました。なので、上記の本を手にしたのだと思います。
話を戻します。
こんな本を読みながら、今日の電車内でRSSリーダーで記事を読んでいると以下の情報が目に留まりました。
おいおいおい。。。やろうとしたことが既に実現されちゃったよ。。。しかももっとすごい形で(苦笑)
あるあるだと思いますが。。。参考にさせていただこうと思います。
台風がこなければ日経エレクトロニクスを手に取ることはなかったでしょう。そしてそのARの記事を読んでいなければRSSリーダーの記事は読み流していた可能性も非常に高いものがあります。
個人の内面で起こったことですが。。。これってシンクロニシティじゃないかな。。。と思う次第です。
もっとオモシロイものつくりてぇ。。。