memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

東京出張・番外編

学会3日目、今日ですが、私のミスが原因で大変なことになりました。

以下、帰りの飛行機でEvernoteに書いたものです。時間があればお付き合いください。



2泊したホテルをチェックアウトし、電車を乗り継ぎ中野駅についた。中野は人生初だと思う。昨日は必要以上に早くホテルを出てしまい強烈な満員電車を体験したので、今日は意識的にゆっくり出発したのだった。

天気はよく、土曜日ということもあり、ビルの隙間にある奇麗に整備された広場で親子連れがピクニックを楽しんでいた。5分ほど歩いて○○大学に着いた。関東の私立の名門大学だ。

今日で学会は3日目。最終日だった。真新しいビルの4階から6階で研究成果のデモが行われている。1フロアーに20ほどの教室があり、中が見えるように一部の壁がガラス張りになっている。ほんと羨ましいくらい近代的な建物だ。

3日分の着替えと発表用のmacbook2枚の入った超重たいリュックを背負い、ポスターケースを小脇に抱えてエレベータに乗った。まず、6階まで上がった。スナックとコーヒーがあるからだ。コーヒーを飲みながら各ブースを巡回し始めた。今日は一般来場者にも公開されているので、3日間の中でもっとも人が多い。

学会も3日目ともなると疲労が蓄積し、正直なところ巡回するのが億劫になるのだけど、発表者と話し始めるとそんなことも忘れてしまう。発表者のほとんどは学生で、当たり前だけど若い。男性も女性も理系ならではのいかにも賢そうな話し方をする。中には普段はあまり喋らないんじゃないかな?と思うような大人しそうな学生さんも熱心に会話してる。長い間かけて作りたげてきた作品や研究成果を誇らしげにアピールするのだ。そう、オタクは専門的な話題では饒舌になる。普段とのギャップがとても新鮮なのだ。

デモを見始めたのは12時30分。今日も刺激的なアイデアをたくさん見た。あっという間に時間は過ぎさり、腕時計に目をやると15時になろうとしていた。その表示を見たとき何やら嫌な感覚が私を襲った。「あれ?飛行機って何時だっけ?」。

帰りはスカイマークだった。予約完了メールを確認すると羽田16時10分発。やばい。。。すぐさまスマホに入れてあったYahoo!乗換案内アプリをタップして電車を調べた。空港到着は15時55分。確か20分前までにチェックインしないと乗れないはず。。。

一番最初に頭をよぎったのは、今朝、娘達にお願いされたお土産のことだった。羽田空港限定のパステルデザートのカスタードプリンロールだった。いやいや、そんなことはどーでもいい。このままならそもそも乗れないじゃないか。

羽田空港セレクション/商品詳細 カスタードプリンロール

重いリュックを背負い、今となっては邪魔でしかたないポスターケースを抱えながら、とにかく小走りに中野駅に向かった。不幸中の幸いだろうか。ランニングシューズだった。信号待ちでは、スマホのアプリで路線検索し、もっと早く空港に到着できる手段がないだろうかと探したが、これ以上に早くつける手段は見つからなかった。万策つきた。。。SHIROBAKOか。。。

品川につき京急のホームに行ったときにトイレに行きたくなった。階段を降りた階下にあるらしい。とりあえずトイレを済ませてふとタクシーが見えたので反射的に外にでてタクシーに乗ろうとした。間に合わないときにはタクシーが一番と。ただ、ネットでは「品川から空港まで24分かかる」と書いてあった。そのとき15時28分くらい。京急で行くのと大きな差はない。。。乗る寸前にやめた。これは正解だったと思う。

急いでホームに戻り、羽田空港行きの快速特急を待った。その間にプリントアウトしたチケットをリュックから取り出してスカイマークに電話した。なんか対応してもらえないのか。。。と。こういうときは音声ガイダンスがまどろっこしい。しかも、混雑していて繋がらない。2、3回リダイヤルしているうちに電車が来てしまった。それなりに人がいるのでここでは電話はできない。

少しでも早くチェックインするために車両を移動しようと思った。ネットで調べるとスカイマークJALと同じく電車後方らしい。ガタイのいい外国人が巨大なスーツケースを並べて通路を塞いでいた。どこの国の人かわからないけどとにかく「エクスキューズミー、エクスキューズミー」と連呼して、何とか最後尾にたどり着いた。運良く最後尾には人が少なく座ることができた。とにかく電話をしないとと思い、スカイマークに何度かリダイヤルしたらやっと繫がった。

状況を話すと「20分前に到着しないと乗れない」と言われた。当然だ。。。とにかくカウンターに話を通しておくから空港についたらカウンターに来いと言われた。私の旅券はバーゲンなので返金はないとのことだった。また、その便に乗れなかった場合には後発便に空席があった場合、普通料金の差額で乗れることも教えてくれた。

そうこうしているうちに15時48分になり羽田空港に到着した。日本の電車はほんと時間に正確だ。運転手さんの気まぐれで1分くらい早くついてくれてもいいじゃないか。。。とわけのわからないことを考えていた。

そこから走った。

エスカレータを駆け上がった。

幸い列をなしてなかったので、よいことではないのだけど、駆け上がることができた。神様に感謝。

京急の改札を走り抜け、ながーいエスカレータへ進んだ。出発ロビーは2階。走る体力はもう残っていなかったけど何とか駆け上がっていった。「スカイマークのカウンターは?」。目に入ってくるのは日本航空の赤色だけ。万事休す。ここで選択を間違えると致命的なロスになる。目を凝らしているとやっと黄色いカウンターが見えてきた。

遠い。。。

絶望的な距離だった。考える余裕もなくとにかく走った。スカイマークのカウンターにつくと、そこでは誰かが待機してくれているものと、自分勝手な想像をしていたのだけど全然そんな風はなかった。手が空いている人がいない。搭乗券の発行のカウンターに行ったり、団体受付のカウンターに行ったり、みんな手が塞がっている。。。どうすりゃいいんだぁ。。。

とにかくここで諦めてはいられない。しつこく(かつ丁寧に)呼びかけて、やっと一人の女性が対応してくれた。「さきほど電話された方ですね?」とすぐ旅券を発行してくれた。すべて終わったときは15時52分くらい。なんとかなる。。。慌てて保安検査場を抜けていこうとすると。ピンポーン。。。orz そうだ、リュックにはmacbookが2枚も入っていたんだ。。。macbookを取り出して再検査して通過。そこから19番ゲートまでは200mくらい。もう。。。無理というくらい走ってついたらちょうど搭乗中だった。。。

そう。何とか間に合ったのだった。

汗ダラダラ。

ありがとう。19便。

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教訓:都内から空港まで1時間以上はかかる。20分前につくことを考えると1時間半から2時間前には移動を開始しないと今回みたいなことになる。


疲れた。ねよ。