娘が大嫌いな「物理」。高2になり、結局、文系を選択しました。
理由を尋ねると、とにかく「わからない」らしい。いろいろな意味で相性があるのでしょうけどね。もったいない。ちなみに僕は化学が大嫌いでしたが。。。偏好は似るのかもしれません。
物理。モノゴトのコトワリを扱う学問。数式でモデル化することによって未来を予測(創造)することができちゃいます。
そんな物理の世界がみのまわりに”ある”ことを感じさせてくれる本がこれです。
- 作者: リチャード・A.ムラー,Richard A. Muller,二階堂行彦
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: 単行本
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数式や数式展開はほとんど出てきません。ただ、数や単位の解説があります。数であらわせるということはその数の大小に感覚的に敏感にならなければなりません。
私が学生のときに電力工学の先生が「単位」や「数」について無知であることを教えてくれました。
計れるって素晴らしいことだと思います。そして羨ましいとも思います。
ソフトウェアの世界にもメトリクスはありますが、それが設計上の絶対的な基準にはなっていません。建築や機械や電気の世界とは大きく違うところだと思います。
もし「(ソフトウェア)サイエンス入門」を作るとすると、どんなことを伝えればいいでしょうか?情報量や計算量になってしまうのかなぁ。。。あんまり身近な感じはしませんね。
ソフトウェアの凄さや素晴らしさを一般の人にもわかるように説明する一般的な技術や言葉をまだ持てていない。。。のかもしれません。