memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

グループディスカッション

ゼミ担当の学生さんから「グループディスカッションに際して何かアドバイスないですか?」とのメールを受け取りました。とりあえず以下のようなことを返信しました。もし、参考になるようであれば。。。ご覧下さい。もちろん、個人情報は削除しています。文面も少し変えました。

高橋です。

私自身の就活のときにはそのような種類の審査項目はなかったのではテクニック的なことは就活本や就活サイトを見てもらうしかないと思います。以下、技術系会社の経験者の一人として、もし、私が人事採用担当だったとすると以下のように考えると思います。技術系の会社であれば、大小問わず、以下のような人を望むのではないかと思います。

(1)好奇心を持っていること→組織に新しい風を取り込む人として
(2)深く考えることができる→技術屋指向
(3)チームを引っぱって行ける→グループリーダ、プロジェクトリーダ
(4)その他→面白い人、陽気な人、しゃべりが上手な人、強気な人。。。


それぞれのアピールの仕方としては、それぞれ以下のような感じでしょうか。

(1)時事ネタや新しいモノを日常的に追っていて、知っていることを議論の中でアピールする。
(2)上っ面だけではなく、議論されている内容について芯をついたような発言をする。人とは違った見方ができることをアピールする。もちろん単に場を乱すだけではマイナスイメージなので、きちんとした理由を添えて同席する人を納得させることができることが必要。
(3)自分から新しいことを言わなくても、場をコントロールする力があるところをアピールする。要は「仕切り屋」ができればこれがいい。
(4)人を活気づかせてくれる人、相手が厳しい人でも負けない人、押しが強い人、そういう印象が与えられるといい。


ただ、ディスカッション中であまり無理するとボロがでてマイナスイメージになると思います。もちろん、とにかく一度は発言すること。発言内容が支離滅裂ではなく筋が通った発言であること。ただし「そうよね〜」とフォローするのは発言にはカウントされないと思います。あくまで自分の考えが述べられるようにすること、くらいでしょうか。


ただ、あれこれ考えると発言することが怖くなるかもしれません。また、自分自身の特性を急に変えることも難しいでしょう。情報収集、視点、考え方、発言の仕方、他者との関係つくり、日頃の積み重ねがどーしても現れてしまいます。企業もそれを狙っているのでしょうけどね。。。じゃあ、何かすることはあるのか?


その会社にどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーしても入りたい!という熱意が発言から伝わるかどうか?ということではないかと思います。発言(口)だけではなくその会社にアクセスするモノ全てが審査対象だとも思います。履歴書、立ち振る舞い、動作、発言の内容(タイミング)、些細な気づかい。若いと経験が少ないので、気持ちをどうやって表現すればいいかわかりにくいのではないかと思います。でも、それでいいと思います。若いのに何でもできてしまうのは、それはそれでいいでしょうけど。。。私はちょっと嫌です。もちろん嫌じゃない会社(人)もあるでしょうけどね。


(私であれば)若者に求めるのは未完成だけど可能性を感じる、その会社に入ってもっともっと大きくなってくれることを期待する、期待(応援)したくなるような人、を望むのではないかと思います。