昨日、アクロスに早く着いたので丸善に立ち寄りました。4Fのアートコーナで以下の書籍を見つけて購入しました。
- 作者: 佐藤雅彦,菅俊一,石川将也
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2009/03/31
- メディア: 単行本
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ピタゴラ装置で有名な佐藤先生の著書です。
数枚の絵を順番に見せると、それを見た人の脳がその間の動き(差分)を自動的に補完します。その現象に対する研究について述べられています。万人が読んで面白いと感じるかはわかりませんが、作品(試行実験?)がいろいろ掲載されています。佐藤先生の作品が大好きな人にはオススメです。
読むともっとインスピレーションがわくのかと思いましたが普通?に見れました。「10本アニメ」を見慣れているからだと思います。でも、何かがある、何を言いたいんだろう?、という気持ちになります。アート作品を見たときと同じ感覚です。観察者を巻き込んで価値を成立させる(日本語的に変なのような?)ところがアートと工学が違うところなんだな。。。と感じました。
著書で紹介されていた「ジャングルジム男」のような絵を作ってみたかったのですが。。。とりあえず面倒なので自宅で撮影。これも差分って言えるでしょうか?(笑)
補足するまでも無いと思いますが、上の3枚の写真は連写したわけではなく、テーピングをそれぞれの位置に固定して撮影しています。転がっていないはずですが。。。この順番で絵をパラパラと見せられると人間の脳が?勝手に「あ、あ〜テープを転がしたんだな」と勘違いしちゃいます。それはどうして?どういう仕組みで実現されているのか。。。?というのが本書(佐藤先生のご研究)の主題のようです。勘違いだったらごめんなさい。