この石なんだと思います?たまたま引き出しをあけたら見つけました。
これは私が前職で高炉改修プロジェクトに関わったときに、試験操業をしていたときに「記念にどうぞ」と現場の方からいただいた鉄の塊です。頂いた当時はあまり気にしていませんでしたが今は私の宝物です(笑)。
高炉はてっぺん(炉頂)から鉄鉱石やコークスなどを入れて高温で熱した空気を下から吹き込んで溶かします。どろどろに溶けた液状の鉄が高炉の下(出銑口)から湧き出ます。そのときにフロアーにこぼれた液状の鉄が固まり上記のようなものができます。
前職を退職して6年が経とうとしています。私が作成したソフトウェアの多くは新しいものに置き換わったと聞いています。ソフトウェアは老朽化しませんが、ハードウェアやOSには寿命があるので、それにともなってソフトウェアも更新されます。したがって間接的にソフトウェアも老朽化する。。。わけですね。
建物や橋などの構造物などはもう少し長持ちするので、子供が大きくなったときに「あればお父さんが作ったんだよ」などと自慢できるでしょうけど、ソフトウェアの場合はなかなかそういうチャンスはありません。残念ですが更新し続けないとビジネスが成り立ちませんからね。
卒業生もまだまだ新人ばかりですが、少しずつ社会で活躍する人になっていくでしょう。たくさん思い出を作って欲しいと思います。
今日は大学でサークル代表者を集めてのリーダーズトレーニングでした。無事終了し、来週の授業準備も終わり、ひと段落したところで「石ころ」を眺めながらそんなことを考えていました。
さ、帰ろ!