memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

大事な決断の前にやるべきこと

今日、ある学生さんから退学したいという相談を受けました。詳しいことは書きませんが、少なからず、そうした思いをもっている学生さんはどこの大学にもにもいると思います。参考まで少し書きたいと思います。


退学を思い立った理由は”やりたいこと”があるから、ということでした。自分のやりたいことに集中するため退学するというのは素晴らしい理由だと思います。でも、そのために今、どういう行動をしているのかと問うとほとんど準備らしい準備ができていないらしいのです。


自分が”やりたいこと”と思っていることが本当にやりたいことなのか確かめておくべきだと伝えました。彼の”やりたいこと”は大学に通いながらでもできることです。そこで本当に好きで熱中することなら、どんどん前に進めばいいし、もし、その過程で熱がさめてしまうなら、また、別な道を考え直せばいいというわけです。


いずれにせよ、大事な決断をする前に、本当に自分のイメージは自分の望むことなのかを、情報収集し、経験をして、何かしらのトライをして、確かめておくべきだと思いました。


そんなことは度外視して、まずは行動する!のが若さかもしれません。そこまで本気なら止める術も理由もありません。でも、老婆心ながら、本当に本気なら少しは準備をして欲しいし、せっかく投資してくれた保護者の方が納得するような道筋(辞めたあとの代替案)を考えておいて欲しいと思います。


昨今、情報が簡単に入手できて、やる前から結果を判断してしまうことが多いと思いますが、自分が追い求めていることなら、ぜひ、ほんの少しでもいいから、実際に行動してみることをおすすめします。

追記(8月28日)
@ITに以下の記事がありました。この中の表がこのエントリーに関連があると思いまして表を引用させてもらいます。

引用元:連載:「問題解決力」を高める思考スキル(6)〜クリティカル・シンキングで身に付く「考える力」〜

この記事を読んでいて上表がとても上手に問題解決までの手順をまとめていると感じました。これだけ見ても自ら問題解決した経験が少ない人にはわかりにくいかもしれませんが、悩んだときには、この表を見て、自分の頭にあることと照らし合わせてみてはいかがでしょうか?

あるいは、この表を印刷して信頼できる人と一緒に「俺の問題って何だろう」「お前、最近○○だよなぁ〜」という具合にやってみても頭と心がすっきりするんじゃないかと思いますよ。私自身もやってみたいと思います。