memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

今年の新入社員とうまく付き合うには via Software Design 2008/6

今月号のソフトウェアデザイン。一番、興味をひいたのは職業柄?タイトルの記事でした*1。「今年の」ですよ。びっくりです。


今年の新入社員は「カーリング型」なのだそうです。財団法人社会経済生産性本部という一度では覚えられそうもないところが名づけ親です。そのこころは「氷の上を滑走して(難なく)就職。でもブラシでこしらないと減速する。」からだそうです。今年の新人の皆さんはどう思われるでしょうか?心外?ズバリ?


教員生活も5年目を迎えましたので感が鈍っていると思いますが、日頃から学生と接していると「おいおい、これでいいのかぁ?」「学生だからしかたがないか。。。」「自分の学生時代を考えると偉そうなことは言えないな」と色々と感じます。最初は企業人の感覚で「学生はお客様」という感覚があり、望んでいるなら多少甘くしようかとも考えた時期もありましたが、やはり本人の将来のためにと、ときにはココロを鬼にして指導することも大切だと思うようになりました。まだまだ甘いと思いますが。。。


横道にそれましたが、本書では若者の職業観としては「安定志向」であり「自己啓発への興味がある」と分析しています。昨今のIT企業は研修制度がかなりしっかりしていると聞いています。そうしないとイイ学生が集められないからでしょう。また、著者が面談で感じた印象として以下の3つを挙げています。わかるな〜と思います。日頃みている学生そのものです。大学が悪いのかなぁ?

  • まじめで素直。言われたことはきちんとやる。
  • 教えられるのを受身でまつ
  • 物事の本質ではなく細部にこだわる。


また、新入社員とうまく接するには、1)仕事の意味を教える(意味もわからず仕事をさせるのはダメ)、2)ホウレンソウをしっかり実行させる(新入社員はなかなか相談にこず業務報告も催促しないとしない)、3)ほめ方と叱り方(改善点を指摘する。こうすればもっと良くなるよ〜という具合)、といいらしいです。


学生を見ていると、ゆとり教育世代を筆頭に、社会の色々な影響を受けて育っています。本学科も学年によってカラーが全く違います。以前はこういう方法でいけたから大丈夫!うちの会社はこういう方針だから!というのは通用しないのかもしれません。その時代そのときにあった方法を見つけないといけないのだと。本書の記事のタイトルの通り「今年の」場合ですから(笑)

*1:あとオーディオシンセPureDataの記事も面白かった。今度遊んでみよう。