memorandums

日々のメモです。

MopTheremin

先週の日記で触れたように Pamelia Kurstinさんによる素晴らしいテルミンの演奏にインスパイアされてこんなもの作ってみました。まずは以下のYoutubeの動画をみてください。とりあえずWiimacbookを持っている人で興味と暇がある人(かーーなり限定的ですね)はこちらからソフトウェアをダウンロードできます。

Wiiリモコンとヌンチャクリモコンの加速度センサーでそれらしいことができそうと着想するところまでは良かったのですが、滑らかに音程を変化する方法について思考錯誤が必要でした。以前、processingEssライブラリで音を出すことは経験済みだったので、まずはその方法で試してみたのですが、任意の長さの音を出力しながら音程をコントロールすることができませんでした*1。半分諦めかけたときに「音を出すならMIDI(ソフトシンセ)にやらせればいいじゃん?」と思いつきました*2。それからも思考錯誤は必要でした。WiiremoteJJavaのJSR82ライブラリの1つであるbluecoveをインストールしてセットアップして。最初はWindowsで開発していたのですが、私の手持ちのBluetoothアダプタ(BT-Mini2EDRとBT-UD1)では何度やっても認識せず。しかたがなくmacbookにインストールすると全く問題なく接続できました。それからこちらのサイトを参考にMIDImac内蔵のソフトシンセで音が出ることを確認しました。で、最後の課題が音程を連続的に変化させることでした。これには昔やっていたDTMの知識が生かせました?最初「ポルタメントでやれば簡単!」と思っていたのですが、コントロールチェンジを送っても反応せず。結果的にGM音源ではポルタメントが対応していないことがこちらでわかりました*3。代替え手段としてピッチベンドでやってみました。ピッチベントレンジを変えるのに少々手こずりましたが何とかできました。ただ、完成してみると音程を固定することが難しいことがわかりました。加速度値にローパス(移動平均)かけてみたのですが演奏できるレベルではありませんでした。リモコンを安定して傾斜する手段はないか、身の回りで探した結果、ゼミ室にあった「モップ」を使うことになりました。だらだら書いてきましたが、以上がここ1週間の隙間時間で作業したことです*4


Youtubeに登録する前にthereminで検索してみたのですが、2006年末くらいに既に同じようなことをやっている人がたくさんいました。ARtoolkitを使って音程と音量を制御する例も。ただ、いずれも楽器として成立しているとは思えませんでした。MopThereminは楽器なのか?と問われると自信はありませんが、結構、やっていて楽しいです*5。空き時間を見つけて改良していきたいですねぇ。


思いつきですが、このテーマ*6を来年度のグループ授業のテーマにしようと考えています*7。このテーマの素晴らしいところは、実現したいイメージが先にあり、それに必要な道具を調査して揃え、開発言語やプラットフォームの勉強をしながら、信号処理やパターン認識なども自然と習得していくことにあります。まさに総合学習!技術的に完成しても製品としての価値は完成してみないとわからない場合があります。特に今回のような感覚的(芸術)作品?では。考えただけで楽しくなっちゃいますねぇ〜w。

*1:できるのかもしれませんが、わからなかったという方が正しいです

*2:思いついたと言っても結果的には大したことではないんですけどねw

*3:macのソフトシンセがGM音源なのかは実は調べていません

*4:ほとんどは夜中の作業ですねぇ。。。

*5:傍からどう見られるかは別ですが。。。

*6:Wiiリモコンから得られる加速度やIRセンサーを活用して何らかのインタラクションシステムを構築する

*7:昨年度はGBANDSのソフトウェア開発