今年度の本大学の暦(学年歴という)では成人式の翌日が試験であったため、帰省しても早々に戻ってこなければならず、成人を迎える学生(2年生)からブーイングをたくさん聞きました。先日のある委員会でこの話題を挙げさせていただきました。上役の先生が快く、かつ、すぐさま行動していただき、来年度の学年歴には成人式(の翌日)を考慮することとなるようです。めでたしめでたしです。今年の成人の方には申し訳ありませんが、そうした積み重ねで少しずつ住み良くなっていくものと思います。こうした変更も本大学が比較的小規模だからできることだと思います。
本校の最大の特徴は、教員と学生の距離が近いことです。
本大学では1年次より担任が割り当てられ、学業面、生活面での細かい指導を行います。指導といっても世間話を交えながらの気楽な会話です。そうやって素性や素行を知った学生は、単に科目だけを教えている他学科の学生とは違い、良くも悪くも気になるものです。
最近、本人確認なしに単位を与えるというニュースがありましたが、本学ではそういうことはできません。名前と顔が一致してしまうわけですし、学生の素性がわかっていますから、例えば、定期試験の点数の傾向などを見ることで、「いつもは○○点くらい取れているのに。。。バイトしすぎているのかな?」などという推測をすることもできますし、場合によっては事前に変化をキャッチして面談することもできます。*1
ま、いいことばかり書いているのもうさん臭いでしょうから、ついでに書きますが、施設面ではやはり都会の大学には見劣りします。ビルをガンガン建設して箱物で勝負することはできません*2。都市部に通学したい、お洒落な学食で友達とお茶したい、センス溢れる校舎で気分よく学びたい方は、そちらの大学にいかれた方がいいと思います。でも、やはり、年々、低年齢化する学生を見ていると*3、我々のようなソフト面が充実した大学の存在価値も十分にあるなぁ、と思う次第です。脱線しましたが今日はこんなところで。