memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

経験してみないとわからない、ことはどうやって伝えればいいのか?

わけのわからないタイトルになってしまいましたが、今年も残すところ3ヶ月となりました。早いものです。大学4年生の就職活動も大詰めを迎えています。

個人的には授業でも機会があれば一年次から「企業では○○だよ」「○○することが大切だよ」と話してきたつもりでした。*1先が見えているだけに、伝えられないもどかしさを実感しますし、予想通りの結果となってしまうことが非常に残念に感じます。そんな彼らの多くは、履歴書を出す段階になっても、自分が技術者として生きていくという実感が持てないようです。経験したことのない世界ですから、当然といえば当然かもしれません。

就職活動を経験した方ならわかると思いますが、結局は判断するのも行動するのも自分です。自分が最大限がんばったからといって相手があることですから結果がついてくるとは限りません。しかし、自分自身が最大限努力しておくことは必須です。まさに人事を尽くして天命を待つです。*2

私が学生の頃に比べれば、インターンシップ制度の採用や就職支援体制が格段に良くなっていますし、何よりインターネットパワーのお陰で企業情報を検索することも指先一つでできます。さらには企業の裏情報などもそれほど苦労しなくても入手できてしまいます。*3

しかし、そうした制度が整備されればされるほど学生の就職意欲は落ちる傾向にあるようにも思えてきます。

ニュースによると3年生向けの求人活動が始まったとも言われています。このようなブログエントリーもありました。明日はソフトウェアコースの3年生の授業。伝わらないとは思いつつも、就職については一言話しておきたいと思います。学生生活はいつか終わりがきます。飛び立つ準備は早い方が良いです。決心が早ければ友達との残り少ない学生生活を有意義に過ごすことができるでしょう。めでたく就職先を決めた皆さんはこちらを読んでください。イイことが書かれています。石の上にも3年ですねぇ。

  • 自分は何がしたいのか考えて欲しい(単にお金が稼げればいいのか?自己実現か?)
    • 最大のポイント:技術者 or 非技術者?(情報系技術者の求人は多いが、非技術者は継続的な自己努力が必須)
  • エントリーシートを書いてみる。アピールポイントがなければ今からでもがんばって作る。
  • 企業を調べ、調べ方に慣れる。
  • どういう会社があるか知る。わからなければ両親・知人・担任・就職課に尋ねる。
  • 受ける会社を絞る。

*1:話をしていてゼンゼン伝わっていないなぁという実感がありましたが。。。

*2:そういう自分は全くの失敗組みでした。一人当たり数百社の求人がある、という言葉を鵜呑みにして、何も努力はせず面接を迎え、いざフタを開けてみるとダメダメの連発でした。バブルがはじけた時期で世間では就職氷河期と言われ始めた時代でしたので仕方が無かったと思っていますが、そんな時代でも周到に準備していた人は難なく素晴らしい企業に就職を決めていました。

*3:現実が見えてしまうという悪影響はあるかもしれませんが。。。