memorandums

日々のメモです。

よのなか科

昨日?の新聞で知った仕組みです。民間から移られた和田中学校の藤原校長先生が提案された仕組みのようです。その名の通り、例えば目の前にあるハンバーガー1個が手元に届くまでの世の中の仕組みを現場で働く方の生の声などを聞きながら学ぶようです。1つの事柄から色々な発見があることから「ネットワーク型授業」と呼んでいるそうです。全国「よのなか」科ネットワークに授業資料などが公開されています。ご興味のある方は参照してみてください。


大学では、学生に教えるべき項目をまとめたカリキュラムがあり、それが科目に展開されてシラバスになり、そのシラバスに基づいて毎週の講義が実施されます。各科目の教授方法は各先生の考え方に任せられます。教えるべき項目を一覧的に教える先生もいれば、「なぜ?」を基本とするネットワーク型授業を既に実践されている先生もいらっしゃると思います。

私は教育経験が浅いということもあり、ここ3年間、教える項目を並べて一覧的に教える方法をとってきました。多少は実践的な練習問題を入れるなどして工夫してきたつもりですが、現場経験者としてはどうもしっくりきませんでした。これで本当に使える技術者を育成できるのだろうかと。

ソフトウェア開発においても「ネットワーク型授業」は1つの答えではないかと感じました。どういう教育方法が有効なのか、じっくり考える必要がありますが、ロールプレイングやシミュレーションなどを取り入れたネットワーク型授業を部分的に採用していきたいと考えています。例えば、情報システムでパッと思いつくところでは、以下のような感じでしょうか。

  • 目の前にあるゲームソフトの製品になるまでのプロセス。
  • 携帯電話料金が収集され報告・徴収されるまでのプロセスや関わるシステムの仕組み。
  • ATMを利用した預金・引き出し等の仕組み。

身近にあるものを起点として、背景(なぜ?)、課題、方法(どうやって?)、効果、などをひも解いていく、それをロールプレイングやシミュレーションなどを通して仮想体験することで立体的な授業を生み出すことでしょう。

手前味噌ですが、本学科では3年次に「情報学プロジェクトI/II」という授業があります。1年間かけてグループで調査・研究・開発などを行い、社会に役立つ情報システムを構築します。この授業はネットワーク型授業に近い授業と言えるでしょう。昨年度が1年目で地域社会との関係は薄いのですが、今後、積極的に改善していくことで良い結果が得られるものと期待しています。

公立はこだて未来大学でプロジェクト型学習で成功されているようです。参考になります。