memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

畑村式「わかる」技術(つづき)

1月10日の日記に本書について書きました。今日読み終わりました。色々と書かれていましたが、東大生と工学院生の違いに関する文が面白かったです。

畑村先生は東大を退官後、工学院大学で教鞭をとられているとのことです。そこで教授された経験から以下の文章が書かれています。

東大生のほうは、おしなべてアクが強いという印象があります。そう感じるのは、自分流に考えて深く理解しようとする人がたくさんいるからです。これに対して、工学院大生は全体的に素直で、こちらが教えたことをそのまま言われたとおりに頭の中に入れようとする傾向があります。

この文章にはとても共感します。遊びにしても勉強にしても趣味にしてもスポーツにしても、全日本レベル、全世界レベルで何かを極めようとする人は、集中力や「こうありたい」という情熱が普通の人とは違うのではないかと思うのです。

能力はもちろん、情熱や執着心が継続するからこそ、それなりの成果を産み出すことができるのだと思います。「絶対絶対私はこうありたい!!!」という信念のようなものではないかと。

夢(ああなりたい、こうなりたい)がなければ行動できないでしょうし結果も出しようがありません。私にも夢があります。半ば諦めていましたが、いつかそれが実現できるようにじっくり育てていきたいと思いました。