memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2006

受託研究でここ一ヶ月くらい休みなしです。夜も12時帰りが続いています。少しダレ気味です。彼ら自身とってもよくやってくれていますが、学部2年生に短期間でソフトウェア開発させるのはさすがに無理なのかなぁ。。。と反省する今日この頃です。そんな日常から脱出するかのように?先週19〜21日まで上記のシンポジウムに参加するため東京に出張しました。本シンポジウムはソフトウェア工学と組込みソフトウェアの合同シンポジウムだったため、新鮮な発見が色々とありました。組込みソフトウェアの開発の現状やホットな研究などです。

形式的手法

特に注目されていたのは形式的手法です。ソフトウェアのモデルや仕様を形式言語で記述して、モデルに漏れや誤りがないか自動検証させようというものです。専門外ですが以前から興味があり教科書*1を集めていましたが、なかなか勉強する機会がありませんでした。このシンポジウムでは形式的手法の著名な方が参加されていましたので、概要や最近の話題をお聞きすることができました。実はハードウェアの分野の方がこうした手法の導入が先行しているという事実が知れただけでも参加した意義がありました。

MDDロボットチャレンジ

シンポジウム初日に開催された「MDDロボットチャレンジ」も興味深かったです。写真はその一コマです。今年は飛行船が対象で、UMLモデルで設計し、飛行船の制御を行うソフトウェアを開発し、実機を実際に制御して得点を競うものです。離陸さえできずにタイムオーバーになるチームも続出していましたが、何でも手に入る時代だからこそ、思い通りにいかないことは逆に面白いと感じるのではないかと思います。2005年の同シンポジウムのページがありますので興味のある方はこちらご参照ください。来年は卒研生と出場してみたいですね。。。とまた無謀にも計画をする私です。

日本科学未来館

本シンポジウムの会場がここでした。科学をテーマとして最近の話題の研究成果が綺麗に展示されていました。小中学生が学校単位で毎日のようにバスできていましたので、学校の見学・体験行事にはもってこいの施設のようです。私も入場券を購入してシンポジウムの合間で見学しましたがなかなか面白かったです。特にHCIの展示物は刺激的でしたね。