かなり前に購入した書籍で積読状態だったものです。
ざっと読んでみました。読書メモを書いておきます。
Javaによる開発を行うときに開発者が抱える問題点を基点として、著者が疑問に答えながらJava関連の最近の話題を紹介してくれます。*
本書の冒頭にも書かれている通り「読みやすく」を前提としたため、深さはありませんが頭を整理するにはもってこいの書籍だと思いました。
内容はUML、DI、AOP、MDAといった最近の話題からJ2EE、Struts、JSF、パターン、セキュリティなどのコア技術、そして、要求分析、テスト、プロジェクトマネジメント、TOCなど開発工程全般の紹介があります。
Javaに興味がある人で、上記のようなキーワードは聞いたことがあるけど、自分の中に落としこめていない人にお薦めします。
ただ、この本を読んだだけで各技術のプログラムを作れるようにはなりません。
著者が経営している会社のホームページはこちら(Link)です。
◆本書で気に入ったところ
- ユースケース図、ユースケース記述、クラス図、シーケンス図をそれぞれきっちり対応付けて分析・設計を実現している解説。この方法は学生さんにもわかりやすいし演習もしやすいと感じました。
- 著者の提言に「毎月1冊でいいからIT関連の雑誌を買おう」があった。私も同感です。私も学生に伝えるように心がけていますが、実践できるのは僅かなようです。
◆UMLポイント