ひさびさにHatenaのページを更新しました。
後期試験準備と来年度の授業準備の真っ最中。そしてJABEEの準備。そんなこんなで春休みは埋まりそう。
自己メモとして、今年1年間、大学で教えてきて資料作りのプロセスについてまとめておく。今後、経験を重ねながら改善していきたい。
- 教科書を選定する。(なるべく教える項目が網羅されていること。1冊で用が足りればいいが、課題研究などはネットや図書館などで追加調査が必要なことは言うまでもない)
- 15回の講義のうち、各回の講義範囲をおおよそ見積もる。生産管理の例で言うと、1回8ページ進めば1冊終わると見積もれた。
- 各回の講義資料の準備は、まず、講義範囲について教科書に目を通す。できれば項目(章、節タイトル)のリストを作る。そのリストから話の流し方をイメージする。紙芝居、あるいは、物語の読み聞かせのようなものだと考える。原始⇒現代、概略⇒詳細、粗⇒詳、身近⇒遠方、小さい⇒大きい、基礎⇒発展、何も無い⇒考える⇒必要性⇒発明・開発
- あとはそのイメージを物語風にPPTで資料を作り、なぜ?を意識してもらいながら、かつ、演習や具体例(写真、AV)を取り入れつつ、話題に引き込むように工夫する。。
- 理解度と出欠を兼ねて小テストを実施。評価方法はともかくとして、生徒の理解度を知ることは次回の資料つくりに生かせる。
■失敗例
教科書を最大限利用しようと考えたこともあった。せっかく購入した本を見ないでそのままにしておくのももったいない。そこで教科書の説明の順番、説明の仕方の通りにPPTファイルを作り、話したのである。経験者は結果が予想できるでしょう。全然ダメでした。熟睡者続出です。教科書に書いてあるという安心感。人の道筋を通ると説明が平坦になる。特に教科書の選定で網羅的なものを選ぶと、記述が辞書のようになっているため、そのまま説明しても全然面白くない。。。わけである。反省。