memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

texファイルを変換してkindleで読む

「xv6、なにそれ?」。。。という状況なのですが、今さらながら勉強してみたいな、と(深追いするつもりはありませんが)

勉強素材としては以下が有名とのこと。先人の教えに従います。

6.828 / Fall 2017

講義ページです。MITでは長らくOSを教える授業がなかったそうですが、2002年に作られた講義とか。講義は以下の書籍をベースにしているとページに書かれていました。訳本もあるのですが絶版みたいです。。。

Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)

Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)

なお、講義ページから教科書がDLできます。

どちらを先に読むべきか。。。迷いますが、やはり歴史の順にやったほうがいいような気がします。紙は絶版ですが、texが公開されています。ありがたい。

texの他、pdfも入っていますが。。。iPadなど大きめのタブレットを持ち歩かないと。。。読めそうにありません。スマホでは無理。で、Kindle版にできないかと。

TEXファイルをKindleで読むには。。。どうやるんだろう?と調べてみるとこちらのエントリーが見つかりました。tex4htというやつを使うとか。このエントリーを読んだものの使い方がよくわからない。。。あれこれやっているうちにhtmlファイルはできるものの今一つ。

pandocってやつを使うとtexからhtmlに変換できるらしいので、brewでインストールして実行してみたものの目次はないし図が崩れて今ひとつ。

調べると、tex4htより、latexmlってやつの方が変換精度がいいとか。で、これもbrewでいれて使ってみました。

brew install latexml

使い方は以下のような感じ。こちらのドキュメントに書いてあります。一旦XMLにしてからHTMLに変換する2段階になります。

latexml --dest=mydoc.xml mydoc
latexmlpost --dest=somewhere/mydoc.html mydoc.xml 

できたHTMLをみると確かに精度がいい。図も崩れることなく綺麗に再現されています。

で、pandocをインストールしてhtmlをmobiにしてみると。。。

brew install pandoc

図の罫線が消えてしまう。。。calibreでも変換してみましたが、今ひとつでした。。。とりあえず読めなくはないので。PDFを参照しながら補完するか、紙の本を買うべきでしょうね。。。

ちなみに、上記の講義サイトにある教科書の方ですが、こちらも残念ながらPDFしかありません。。。texなどは公開されていませんでした。。。と思ったらGithubでmobiファイルがなぜか公開されていました。ありがたや。

GitHub - tocynics56/xv6-work: convert xv6 book to epub

とりあえず、両方のtexファイルをkindleに転送して、読んでいきましょう。。。ちなみに上記の講義サイトにはOSを勉強するための様々なリンクがありました。これも参考にしながらですね。