未来、また同じことで悩んだときに自分自身に伝えたいことをツラツラ書いてみる。
論文の書きはじめが一番辛い。
コロコロとテーマや分野を変えるから、その度にストーリーを一から作るのが大変になる。
まさに自業自得。
論文で主張したいことを絞り込むためにキーワードを並べてそれらしいタイトルをつける。
そしてアブストラクトを書く。さらに書いては消してを何度も繰り返す。
得られた結果は一つなんだけどその価値を他者にわかりやすく誤解のないように伝えるためにはシンプルなストーリーが必要。
そのストーリーを考えるときに私の悪いところは変に実用性を意識して大風呂敷を広げてしまうところ。
そしてその主張を支持するバックデータが不足してるからと実験を増やしたりストーリーを調整しているうちに〆切がきてしまうことがたびたび。
一方、卒業研究の指導ではそんな躓きはほとんどない。ゴールを決めてやることはすぐ思いつき、ストーリーもそれほど苦労しない。
この違いは何だろう?
一つは客観的になれること、そしてやったことが少ないから研究のテーマが初めから絞り込まれていること、そしていい意味での無責任さがあるからではなかと思う。
タイトルとアブストラクトを考えるときには、とにかく本当の動機・きっかけを念頭に置くこと。
そこからスタートしたのだから何であってもそれは事実であり大事なこと。
それを正当化するためにごにょごにょしているうちに筆が止まる。
そしてやったことだけを書くこと。これは至極当然のことなんだけど。かっこつけようとすると大いに脱線してしまう。
とってもシンプルなこと。
やったことを表すタイトルをつけ、そのアブストラクトをそのまま書いていく。
それだけ。