昨夜、展示品を作るため、5年くらい前に研究用に購入した下記のセンサーを壁に取り付けました。
取り付けたといっても。。。両面テープです。
散々、テープには痛い目にあってきたため、嫌な予感はしたんですね。。。油断しました。
ちょっと用があって部屋に戻り、実験室に戻ったら。。。あるはずのセンサーがない。。。汗
落下していました。
手に取ってみるとプラ部が割れていない。。。大丈夫かな?とよく見るとUSBケーブルの差込口(Mini USB)が内部で基板から外れている。。。やってしまった。。。
とりあえず外れたくらいなら半田付けすれば直るやろと思い底蓋を開けてみると。。。基板のプリントも剥がれている状態でした。
10万円近くするセンサーですので簡単には諦められません。
何とかならないかと、基板上のプリントを削りとって半田付けを試みましたが、このプリントはフィルムのような材質なので全然融着しない。。。
あれこれやって万策尽きました。
とりあえずメーカーHPの問い合わせに症状と上記の写真を送って待つことにしました。
翌日。
昼まで待てども連絡来ず。。。
もしダメなら別の方法で展示品を作る判断をしなければならなかったので、申し訳ないと思いながらメーカーに電話しました。
すると、既に送った情報は見ていてくれたらしく「九州支店に対応の連絡済み」とのこと。
すぐに支店?の担当者から電話がありました。
素早い対応です。
こちらから送った分解写真をご覧になったようで「プリントも剥がれているし、落下しているのでセンサーも生きているかわかりませんね。。。」とのこと。
「ということは、修理は不可能ということですか?」と尋ねると「そうですね。難しいと思います。」とのこと。
やはりな。。。「とりあえず今年度の研究費は使い切ってしまったので購入は難しいので来年度、必要であれば発注します」と言って電話を切りました。
たかだか10万円のセンサーですから、輸送費やエンジニアを使って修理できる望みのないセンサーを云々しても有益ではない、というのは営業的には理解できます。ただ。。。技術の会社なんだから、とりあえず診てみましょうか?くらいは言って欲しかったな。。。と思ったわけです。落っことしておいて勝手な言い草ですが。。。家電メーカーであればHPに修理窓口がありますが、この会社のHPにはありませんでした。たぶんそういう体制・組織がないんだな。。。とは思いました。勝手な想像です。
じゃ、直してやろうじゃないの。。。という根拠のない分解屋魂(修理屋とは言ってない)に火がついて、とりあえずあの厄介なプリント基板で半田付けする方法を考えました。
調べてみると、ポリウレタン銅線を使うといいらしい。。。そうそう以前、何かの工作をしたときに買ったやつがありました。
試しに何箇所か半田付けしてみるといけそうなことがわかりました。
ただ、これでもプリント配線には半田付けできないので、部品の端子に半田付けしました。
かなり細かくなりますが、もともと付いていたMini USB端子が昨夜の戦闘?で破損してしまったので、使わなくなったSONYのICタグリーダーやメモリーカードリーダーなどから何とか取り出しました(SONYの方は端子がすぐに折れてしまうので2個破壊して2個とも使えませんでした。。。)
で、結線したのが以下です。
で、Mini USB端子を基板に取り付けたのが以下です。
で、底蓋を戻して、恐る恐るMacに接続したら。。。なんとモーターが回り動いた!!!(笑)
センサーが壊れていないかダンボールの中にいれてみました。
で、自作のプログラムを動かしてみると。。。以下のような感じです。数値はみていませんが形状がきちんと取れています。壁の部分がゆるく波を打っているので、もしかすると回転ムラが出ているのかもしれませんが、とりあえず距離は測れていそうです。赤丸はMacとセンサーをつなぐUSBケーブルですね。異常ではありません。
まぁ、あの結線でいつまでもつかわかりませんが、とりあえずこれで開発を進めて、本番(4/16-17)には新しいヤツを購入できればと思います。
とりあえず直った満足感で帰ります。
何をやってんだか。。。自分ながら。
いろいろ終わったあとでよかった。。。