memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

インターンシップ報告会

でした。

昨年から就職委員になり、その流れでこの会を主催?しています。

基本的に夏休み中に国内インターンシップ(企業)と国際インターンシーップに行ったことを報告してもらう会でした。

今回「なるほどなー」と思うことがあったのでちょっと書かせていただきます。

ある学生さんが市役所でインターンシップをして「まさか市役所の人が標識を立てることをやっているとは思わなかった」という感想がとっても印象的でした(ごめんね、ここで引用して)

学生さんは、基本的に社会経験がありません。

ちなみに、ここでいう社会経験とは、やれと言われてやったことに対して対価が支払われるということではなく、自分がその組織の人間として存在して、その組織(業界)のために、あるいは顧客のために、どうすればいいか?ということを考えた経験があるか?ということを言っています。

かく言う僕も学生のときには「なんか動く(制御)するもの作りたいなぁ」という思いで前職に就職させていただきたくさんの経験をさせてもらいました。知識と実績がたまるにつれて顧客や顧客をとりまくビジネスを意識するようになったり、その顧客の視点でITを選択する意義を意識するようになっていきました。

なので、学生の立ち位置で製品開発や製品を提供する顧客やその顧客の取り巻く環境を想像することは無理でしょうし、そこまでは望まれないのだと思いますが。。。企業が本当にその会社でやっていることに興味があるのかどうか?ということを見極めるにはそこまでの資質を見抜きたいのだと思います。

可能か不可能かは整理できていませんが、学生さんが自分がやりたいことをやることによって自分が将来属する組織にとってどういう影響があるのか?あるいはその顧客にとってどういう意義があるのか?その顧客のことを考えることが自分のやりたいことなのかどうか?ということを考える。。。できるだけ考えておくこと、そしてそのことを面接官に伝えることが必要ではないかと思いました。

市役所の人はデスクワークだけをしているわけではなく、市や市民が豊かになるために、標識を立てることは当然、必要だと思います。観光に関わる部署であれば当然だと思います。市のことを知らない人が来訪するわけで、その人の立場になって考えたときに「この町に来てよかったなぁー」と思ってもらうためには、少なくともストレスはないほうがいいでしょうし、いわゆる お・も・て・な・し の心は必須だと思います。

恐らくは、普通に学校の中だけで生活してきた学生さんはそうした感性は磨かれていないと思います。そうした機会がないからです。

必要性があるかどうかも含めて、今後、考えて行かないといけないな。。。と思うことでした。