memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

Catherine Mohr builds green

行きの電車で視聴。興味深かったのでメモ。いわゆる環境問題に関するトークかと思いきやちょっと趣旨が違う模様。効率的に生きる、ライフハックのようなトークとうけとりました。こぼしたヨーグルトをキッチンペーパーで拭き取るのは正解か?判断基準として資源(水)と活動エネルギーで定量化して判断してみよう、という事例からエコ住宅?の建設まで話が及びます。このトークを見てすぐイメージしたのはTCO(Total Cost Ownership)。ただ、話題はエネルギーですからTEO(Total Energy Ownership)とでもいった方が適切かもしれません。。。と思ってぐぐっても出てこない。建設や入手から所有しつづけるための総エネルギーを意識しませんか?環境省さん、次期政策はこの言葉で行ってみません?(笑)

Link: TED Talks Catherine Mohr builds green


電車の広告で「電車は車よりエコ」というコピーを見ると感じるのは、乗客がいない便もいれてもそう言えるのか?とか、電車を稼動させるための保守設備、人員、組織を入れると、本当にそう言えるのか、などといった疑問が湧きます。意地悪な見方だと思いますが、トータルで見ると本当のエコだと主張するのはかなり難しいとも考えるのです。再資源化設備などもそうですね。再資源化するより量産した方が安価であることはよく聞く話ですし、コストばかりではなくエネルギーの総量を考えると、(計算したことはないですが)再資源化する方が全体的に見ると環境に悪影響を与える場合もあるのではないかと思うのです。そういう疑問と定量化の方法を形にしてくれた点でこのトークは興味深いと感じました。


ただ。。。


年をとると社会の全体像がなんとなく見えてきます。高速道路の定額化などで既存の公共交通機関を運営している会社が打撃を受けているというニュースも目にします。ここ飯塚もそうですが、エネルギー転換や技術革新のため社会構造が大きく変革することは進化を常とする現代社会においては避けられない事実ですが、政策の転換によってそういう状況に追い込まれるとすれば。。。当事者としてはやるせない気持ちになるのではないかと想像してしまいます。効率化が必ずしも幸せになるとは限らず、ムダもまた人間関係や経済の潤滑油になるだろうし、まぁ、いろいろと考えさせられました、という言葉で今日のところは締めくくりたいと思います。