memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

師であることの条件

数日前のブログにも書いた内田先生の下流志向の話し。今週の帰郷でいろいろな方に会いました。この本に「師であることの条件」は「師を持っていること」とあります。読んだときは今ひとつピンときませんでしたが、今回の帰郷でお会いした方々にたくさんお世話になったことを思い出しました。遠く離れて日常に追われるとそうしたことも忘れてしまうようです。。。反省です。

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)

明後日、大学の卒業式があります。巣立つ学生さんへ話したいことはたくさんありますが1つだけ。


大学生活はもう後戻りすることはできません。有意義だったでしょうか?退屈でしかたがなかったでしょうか?感じ方は人それぞれでしょう。過去は変えられませんが未来は自分の心の持ち方次第でいくらでも変えられます。これから出会う人には、厳しい人、やさしい人、無関心な人、いろいろいるでしょう。自分なりの心の「師」を持てるといいですね。


今回、お会いした私の心の「師」の一人の方と食事したのですが、その人にもめちゃくちゃ厳しい「師」がいたことを教えてくれました。その人は大学を出て超有名企業で働きスピンアウトして仲間と起業した人でもあります。その人がUターンで私の前職に就職されました。その当時の部長さんに相当厳しい指導を受けたらしいです。「俺を辞めさせたいならさっさと言ってくれ、俺だってこんな会社にいたくないっ」と言ったそうです。でも、今はとても感謝しているそうです。


そのときはすぐにはわからないことも、数年して立場や見方が変わると、苦しみも感謝に変わります。これから大学を巣立つ皆さんも、もし、就職して苦しいことがあったら、この話しを少し思い出してくれたらな。。。と思います。