memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

出張講義

とある女子高校に出張講義にいきました。時間枠は90分。受講者は1、2年生で30名くらい。実は、今回は2日間にわたっての出張講義になります。90分という枠も2日間という日程も経験がない。。。


1日は、先日、本部キャンパスで準備したWiiリモコンの題材を使おうと思いました。もう1日は。。。困った。。。かなり悩みました。実は、今日の昼まで授業準備をしていました。最後に仕上げは博多駅前のヨドバシの喫茶店で仕上げ。。。高校への到着時刻がぎりぎりになってしまいました。。。高校の先生、ご迷惑をおかけしました。


とりあえず話力もカリスマ講師でもないので、とにかく見せられるもの、感じてもらえるものをと考えました。思い至ったのは月並みですが「プログラミング」でした。


processingを使ってhello表示からはじまり、式、変数、条件文までをささっとデモしました。(ここらへんで学生さんの眠気はMAX!!! ;_; )


次に、線や四角や円などを表示方法を話しました。そして「x=x+1」で円が動き出したあたりから学生さんの目が輝きだし始めました。やっぱり人間は動くものに興味を示す。途中、間違えながら試行錯誤しながら1次元のエアーホッケーを作りました。壁で反射させ、パックとボール(円同士)の衝突判定で反射したあたりでは、興味津々だったようです(もちろん全員ではありませんが)


最後に、processingでこれまで作ってきたデモプログラム(ボールの落下、音楽のビジュアライザ、Webカメラを使ったデモ、などなど)。これらはパッパッと見せたのでかなり反応がありました。


受講者の心の内まではわかりませんが、まあまあ成功だったと思います。


さて。午前中に少し出校したのですが、情報処理学会の学会誌がレターケースにありました。表紙を見ると「未来のコンピュータ好きを育てる」でした。

Link: 記事が少し立ち読みできます(PDF)

なんとタイムリーな。出張講義の目的は大学の「営業」ではありますが、理系離れが進んでいると言われるこの業界ではやはり「次世代をどう引き込むか?」ということも意識せにゃなりません。若手がどんどん入っていて盛り上がらないと情報分野は沈滞化してしまいます。がんばらねばー。がんばりましょう、皆様。


あとは金曜日にWiiリモコンでデモです。これは大丈夫でしょう。


■ちょっと追記

昨日、processing 1.0.8がリリースされたようです。プログラミングのライブデモするのにエディタのフォントサイズを変更しても動作がおかしく、加えて結果出力画面のフォントサイズもいじれず今日のデモも困ったところでした。。。今回の改訂でpreferenceの保存機能のバグが修正されたようです。あと1日早く知っていれば。