memorandums

日々の生活で問題解決したこと、知ってよかったことなどを自分が思い出すために記録しています。

梅田望夫(WEB進化論著者)×近藤淳也(はてな社長)特別対談


ぜひ、情報学科の学生さんに見てもらいたいです。興味あるなしに関わらずです。ついでに、梅田氏のベストセラーの著書(Link)もぜひ読んでもらいたいです。

Web社会はこの方向性に移行しつつあることは間違いないし現時点もまだ成長し続けています。
Javaやネットワークを勉強することはもちろん大切ですが、開発するソフトウェアが世の中でどういう価値を持っているか、あるいは、持っていくのかを常に把握しておく必要があります。

一年生の皆さんに将来の就職先を尋ねると、任天堂、SEC、大手家電メーカーの名前が出てきます。もちろん、それらは安定して楽しい会社かも知れないけど「はてな」や「豆蔵」を目指す学生さんが一人くらいいてもいい時代だと思います。

上記のリンクを辿れば、これから、みなさんが旅立つソフトウェア社会の方向性を知ることができます。そうした世界を知るきっかけとしてください。

ただ、もし、思い通りの会社に就職できなくても、対談でも話が出ているように、残念に思う必要はないし、安易に転職する必要もないと思います。その会社が過去から現在にかけて存続し続けてきた価値を再認識し、それに新たな息吹(Added Value)を考えていくことが大切のように思います。

全てのソフトウェア会社がWeb2.0に移行する必要性があるかどうかはわかりません。タイミングは大切だと思いますが、それと同様に見極めも大切だと思います。

私が10年お世話になった会社は、ソフトウェア業界で言えばロングテールの部分に位置する商品を扱っていたと思います。この会社がはてなのような会社になる必要はないはずですし、この会社が存続しているということは社会に必要とされる価値が存在するということだと思います。

新しい技術をどう消化するかを考え続けるためには勉強が必要ですが、世の中全体が同じ方向に向く必要はありませんし、もし、そうなっては世の中の進化は止まってしまうでしょう。多様性が重要だと思います。